大陸説話集の利用をめぐってー絵画作例を中心に―
大陸説話集の利用をめぐってー絵画作例を中心に―
批准号:
20K12877
负责人:
石川 温子
金额:
$2.08万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2020-04-01 至 2026-03-31
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英文摘要
本研究は平安から鎌倉時代にかけて、文学、思想など分野を越えて流布した、中国大陸にて編纂された特定の仏教説話集(遼・非濁撰『三宝感応要略録』、『戒珠往生伝』(真福寺所蔵本)ほか)が、美術・仏教説話画の分野においてはいかに展開し、他分野と交響しあったのか、そしてその潮流はいかにして形成されたのかを考察するものである。2021度は描かれた説話が既に明らかにされている作品や資料を含め、作品探究、リストアップ、説話の検討と整理を進めた。これらの大陸の仏教説話集を用いたと考えられる作例は、いずれも何らかの仏堂の壁画や大幅であり、奇瑞の証左としての説話を大画面に描くことで、堂内の本尊の霊験をより高め讃える機能が期待されていると考えられた。22年度は基本的には昨年度作業を継続し、要検討としてリストアップしたうち実見可能な作品や資料の調査を行った。作品は少し時代が降るところまでを対象とし、「十王図」(弥勒堂所蔵)、「十王図」(総持寺所蔵)等の絵と説話内容との検討を行った。また資料については、例えば鎌倉時代末に活躍した称名寺第3世湛睿による説法の自筆原稿『湛睿説草』(国宝・神奈川県立金沢文庫所蔵)等の資料にやはり上記説話集の引用を認められ、説話が絵と言説の両方面において同時代的な流行を呈していることが確認された。上述の作品や資料につき研究を進める中で、遼時代以前に編纂され早くに日本にもたらされた説話が、新来の説話とともに根強く説話画中や言説に取り込まれていることが看取された(例 目連救母説話)。新来の説話利用しようとする進取的態度と、一方で既に世に浸透していた旧来の説話を踏襲する固守的態度とが、説話画や言説等の多方面において同居していると考えられた。よって、遼時代の説話集の利用について検討するにあたり、その前段階で流布した説話についても視野に入れるべきと考え研究の軌道を修正した。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
慈円再興の四天王寺聖霊院絵堂九品往生人についての試論―霊告との関わりから
论慈恩复辟时期四天王寺清院江户的九本应邀:从与灵性忏悔的关系说起
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
大阪市立美術館紀要
影响因子:
--
作者:
[石川温子]
通讯作者:
石川温子
佐野みどり先生古稀記念論集 造形のポエティカ 日本美術史を巡る新たな地平(石川温子「兵庫・極楽寺「六道絵」の思想ー説話図像を中心に」ほか)
佐野绿的珍稀纪念散文集、形式诗学、日本艺术史的新视野(石川敦子《兵库极乐寺‘六童画’的思考——以传说的图像学为中心》等)
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[朴亨國, 藤元裕二, 大澤慶子, レイチェル・サンダーズ, ミリアム・チューシッド, 本多康子, 髙宮なつ美, 川名淳子, 菊地絢子, ワイイー・チョン, 柳澤恵理子, 土谷真紀, 薄田大輔, 谷嶋美和乃, 廣海伸彦, メリッサ・マコーミック, 上野友愛, タリア・アンドレイ, 久野華歩, エヴァ・マホトカ, 松島仁, 永井久美子, クリストファー・カージー他]
通讯作者:
クリストファー・カージー他
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