膜タンパク質を利用した肺腺がん早期診断マーカーの獲得と実用化に向けた基礎的検討

利用膜蛋白获取肺腺癌早期诊断标志物并进行实际应用的基础研究

• 批准号: 21K15559
• 负责人: 朽津 有紀
• 金额: $ 3万
• 依托单位: Kitasato University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
• 财政年份: 2021
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2021-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-21K15559/
• 关键词: 肺腺がん; 早期診断マーカー; 膜タンパク質; 肺線がん; 血清; 診断マーカー

肺がん全体の半数以上を占めている腺がんは特有の症状がないまま進行するため、身近な検査で早期がんを検出可能なマーカーの獲得が求められている。膜タンパク質は細胞外に分泌される分子も多く存在することから血清診断マーカーとして有用である。本研究では新たな診断マーカーとなり得る候補分子の探索のため、膜タンパク質に焦点を当てたショットガン解析を行い、肺腺がん細胞特異的に発現している膜タンパク質を網羅的に同定した。以下に実施した概要を示す。異なる3種類の肺がん細胞株（腺がん由来：A549細胞、扁平上皮がん由来：RERF-LC-AI細胞、小細胞がん由来：N231細胞）それぞれに対して、細胞表面タンパク質単離キットを使って膜タンパク質を回収した。これらの回収した膜タンパク質分画は質量分析装置を用いたショットガン解析を行うことにより、網羅的にタンパク質を同定した。その結果、それぞれ1100個、1742個、1193個のタンパク質が同定された。このうち、3種類の細胞すべてにおいて同定されたタンパク質は549個あり、A549細胞のみに同定されたタンパク質は254個、RERF-LC-AI細胞では630個、N231細胞では214個であった。また、細胞膜局在が報告されている膜タンパク質は、それぞれ71個、91個、53個であった。同定された膜タンパク質のうち、A549細胞にだけ発現していた膜タンパク質にはIntegrin beta-4（ITGB4）やATP-binding cassette sub-family C（ABCC3）などが含まれていた。今後、これらの同定されたタンパク質について肺腺がん細胞での発現と細胞外への分泌を確認し、さらに組織診断、並びに血清診断マーカーとしての有用性についても検討を行う。

More than half of the lungs are in the middle of the disease, and the symptoms specific to the lung are in progress. The body is close to the disease, and the early stage is possible. A lot of molecules are secreted outside the membrane. This study is aimed at exploring new diagnostic candidate molecules, focusing on membrane properties, analyzing lung cell-specific findings, and identifying membrane properties. The following is a summary of the implementation. Three different types of lung cancer cell lines (A549 cells, squamous epithelium cells, RERF-LC-AI cells, and small cells, N231 cells) were isolated from each other. The quality of the film is determined by the quality of the film. The results were 1100, 1742 and 1193 respectively. There were 549 cells in three cell types, 254 in A549 cells, 630 in RERF-LC-AI cells and 214 in N231 cells. 71, 91 and 53 cell membrane sites were reported. At the same time, A549 cells were found to contain Integrin beta-4 (ITGB4) and ATP-binding cassette sub-family C (ABCC3). In the future, the same determination will be made to confirm the presence and secretion of lung cancer cells, and the usefulness of tissue diagnosis and serum diagnosis will be discussed.

项目成果

膜タンパク質を標的としたショットガン解析による肺腺がんマーカー候補分子の探索

通过针对膜蛋白的鸟枪法分析寻找肺腺癌标志物的候选分子

• 发表时间: 2022
• 作者: 朽津有紀;西原奈々枝;小寺義男;田村慶介;今井基貴;土屋紅緒;長塩亮
• 通讯作者: 長塩亮

肺がんにおけるleucine rich-repeat kinase 2 (LRRK2)の機能的役割の解析

富含亮氨酸重复激酶2（LRRK2）在肺癌中的功能作用分析

• 发表时间: 2022
• 作者: 今井 基貴;川上 文貴;川島 麗;朽津 有紀;一戸 昌明;村雲 芳樹;長塩 亮
• 通讯作者: 長塩 亮

尿中抗体を利用した膀胱がん関連タンパク質の同定

使用尿抗体鉴定膀胱癌相关蛋白

• 发表时间: 2022
• 作者: 長塩亮;朽津有紀;今井基貴;西原奈々枝;田村慶介;松本和将
• 通讯作者: 松本和将

早期肺腺癌患者におけるNAP1L1発現の予後予測マーカーとしての有用性について

NAP1L1 表达作为早期肺腺癌患者预后标志物的有用性

• 发表时间: 2021
• 作者: 長塩亮;朽津有紀;井川聡;楠原政一郎;猶木克彦;佐藤之俊;一戸昌明;村雲芳樹;三枝信;佐藤雄一
• 通讯作者: 佐藤雄一

肺がん細胞の膜タンパク質を用いた診断マーカー候補分子の探索

利用肺癌细胞膜蛋白寻找诊断标记候选分子

• 发表时间: 2022
• 作者: 朽津有紀;西原奈々枝;小寺義男;田村慶介;今井基貴;土屋紅緒;村雲芳樹;三枝信;長塩亮
• 通讯作者: 長塩亮