p38MAPキナーゼ阻害剤による神経幹細胞生着率改善効果の検討
p38MAPキナーゼ阻害剤による神経幹細胞生着率改善効果の検討
批准号:
18659428
负责人:
青木 和哉
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
損傷脳の機能回復には、脳に内在する又は外から移植する神経幹細胞の分裂・生存能力の向上が重要である.この分裂・生存能力向上のために、成熟神経細胞や神経膠細胞の炎症反応や細胞死を制御する役割を持つことが報告されているp38MAPキナーゼ(p38MAPK)に着目し解析した.昨年度までに、胎生初期マウス脳、特にネスチン抗原陽性神経幹細胞にp38MAPKが高発現していることを明らかにし、さらに、p38MAPKの化学合成阻害剤(SB203580)を培養胎生初期脳細胞に投与して培養を続けた場合、神経幹細胞が自己複製して形成するニューロスフェアの形成能が向上することを明らかにしている.本年度は、SB203580投与で観察されるニューロスフェア形成能の上昇が、マウス神経幹細胞の細胞死を抑制することでもたらされた結果では無く、直接神経幹細胞の増殖活性を誘導する結果であることを明らかにした.一方、SB203580は高濃度ではp38MAPK以外の基質を非特異的に阻害することも報告されていることから、化学合成阻害剤以外でp38MAPK活性を特異的に阻害する物質として、p38MAPKの活性部位を欠失させた蛋白質を用いて増殖活性の誘導を検討した.活性欠失蛋白質を細胞内へ導入するためには、細胞膜透過性を有するHIVウィルスのTATペプチドとの融合蛋白質による直接導入法を用いた.結果、この活性欠失蛋白質を大量に投与するとp38MAPKの標的下流蛋白質(ATF-2)のリン酸化活性を抑制することが確認できた.さらに、精製した融合蛋白質を培養胎生初期脳細胞に投与して培養を続けたところ、SB203580と同様に神経幹細胞数の著明な上昇が観察された.現在、神経幹細胞のp38MAPKを介する増殖制御機構の詳細な解析を続けている.
英文摘要
損傷脳の機能回復には、脳に内在する又は外から移植する神経幹細胞の分裂・生存能力の向上が重要である.この分裂・生存能力向上のために、成熟神経細胞や神経膠細胞の炎症反応や細胞死を制御する役割を持つことが報告されているp38MAPキナーゼ(p38MAPK)に着目し解析した.昨年度までに、胎生初期マウス脳、特にネスチン抗原陽性神経幹細胞にp38MAPKが高発現していることを明らかにし、さらに、p38MAPKの化学合成阻害剤(SB203580)を培養胎生初期脳細胞に投与して培養を続けた場合、神経幹細胞が自己複製して形成するニューロスフェアの形成能が向上することを明らかにしている.本年度は、SB203580投与で観察されるニューロスフェア形成能の上昇が、マウス神経幹細胞の細胞死を抑制することでもたらされた結果では無く、直接神経幹細胞の増殖活性を誘導する結果であることを明らかにした.一方、SB203580は高濃度ではp38MAPK以外の基質を非特異的に阻害することも報告されていることから、化学合成阻害剤以外でp38MAPK活性を特異的に阻害する物質として、p38MAPKの活性部位を欠失させた蛋白質を用いて増殖活性の誘導を検討した.活性欠失蛋白質を細胞内へ導入するためには、細胞膜透過性を有するHIVウィルスのTATペプチドとの融合蛋白質による直接導入法を用いた.結果、この活性欠失蛋白質を大量に投与するとp38MAPKの標的下流蛋白質(ATF-2)のリン酸化活性を抑制することが確認できた.さらに、精製した融合蛋白質を培養胎生初期脳細胞に投与して培養を続けたところ、SB203580と同様に神経幹細胞数の著明な上昇が観察された.現在、神経幹細胞のp38MAPKを介する増殖制御機構の詳細な解析を続けている.
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DOI:
10.1111/j.1365-2613.2007.00563.x
发表时间:
2008-02-01
期刊:
INTERNATIONAL JOURNAL OF EXPERIMENTAL PATHOLOGY
影响因子:
3
作者:
[Saito, Norihiko, Hatori, Tsutomu, Ueda, Morikazu]
通讯作者:
Ueda, Morikazu
DOI:
10.1002/jnr.21668
发表时间:
2008-08-01
期刊:
JOURNAL OF NEUROSCIENCE RESEARCH
影响因子:
4.2
作者:
[Sato, Kenichiro, Hamanoue, Makoto, Takamatsu, Ken]
通讯作者:
Takamatsu, Ken
DOI:
10.1016/j.neuint.2007.03.005
发表时间:
2007-07-01
期刊:
NEUROCHEMISTRY INTERNATIONAL
影响因子:
4.2
作者:
[Hamanoue, Makoto, Sato, Kenichiro, Takamatsu, Ken]
通讯作者:
Takamatsu, Ken
小児脳血管障害.
小儿脑血管病。
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
救医 30(6)
影响因子:
--
作者:
[宮下勝吉, 濱田潤一郎, ら, 石黒 雅敬, Kawamura M, Saito N, Hamanoue M, 青木 和哉]
通讯作者:
青木 和哉
術前画像診断が困難であった慢性被膜化脳内出血の1例.
术前影像诊断困难的慢性囊性脑出血一例。
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
No Shinkei Geka 34(8)
影响因子:
--
作者:
[宮下勝吉, 濱田潤一郎, ら, 石黒 雅敬, Kawamura M, Saito N, Hamanoue M, 青木 和哉, 富山 新太]
通讯作者:
富山 新太
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