フィブロネクチンフラグメントの肝細胞増殖促進作用に関する研究

纤连蛋白片段促进肝细胞生长作用的研究

• 批准号: 61570328
• 负责人: 井廻 道夫
• 金额: $ 1.15万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
• 财政年份: 1986
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1986 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-61570328/
• 关键词: 肝細胞増殖; フィブロネクチン; フィブロネクチンフラグメント

ヒト劇症肝炎においては血漿フィブロネクチン(FN)の低下が認められ、網内系機能の低下に寄与し、合併症の出現、予後に影響を与える可能性がある。私達は先に、グラクトサミンにより惹起したラットの肝不全において、FN補充は肝障害および生存率に対して改善効果を有することを報告した。このFNの効果の機序として、非特異的オプソニンとして網内系機能を賦活することがまず第一に考えられるが、FNが線維芽細胞におけると同様に増殖因子として作用する可能性を考え、初代培養ラット肝細胞を用い、FNおよびFNフラグメントの肝細胞DNA合成に及ぼす影響を検討した。ラット肝細胞を無血清培地で培養した場合,インスリン,EGFの存在しない場合は、FN添加によるDNA合成促進効果は認められなかったが、インスリンあるいはEGFあるいはその両者の存在下で10FN添加はラット肝細胞のDNA合成を促進した。FNを除去した牛胎児血清を含む培地でラット肝細胞を培養した場合は、インスリン、EGFの存在の有無にかかわらずFN添加のDNA合成促進に対する効果は認められなかった。FNフラグメントめを用いた実験では、ラット肝細胞のDNA合成を促進するフラグメントと抑制するフラグメントが存在する可能性が示唆された。これらの結果より、FNおそらくcompetence factorとして肝細胞増殖に作用するものと考えられるが、その効果は、血清中に含まれる他の同様な因子に比べ弱いものと考えられる。また、FNフラグメントが生じるような状態では、FNフラグメントにより肝細胞増殖が抑制される可能性が考えられる。

The possibility of the occurrence and future effects of complications due to the decrease of FN in patients with acute hepatitis is discussed. The results of liver failure, FN supplementation and survival improvement were reported. The mechanism of FN gene expression and the effect of FN gene expression on DNA synthesis in primary cultured hepatocytes were investigated. When hepatocytes are cultured in serum-free medium, FN addition promotes DNA synthesis in the presence of EGF. FN-free fetal bovine serum containing EGF was used to culture hepatocytes in the presence or absence of FN-free DNA synthesis. The possibility of DNA synthesis in hepatocytes being promoted or inhibited by FN is demonstrated. The results of this study are as follows: 1. The results of this study are as follows: 1. The results of this study are as follows: The possibility of inhibition of hepatocyte proliferation is examined.