腫瘍壊死因子(TNF)による腫瘍細胞傷害時におけるアラキドン酸代謝系の役割の解明
腫瘍壊死因子(TNF)による腫瘍細胞傷害時におけるアラキドン酸代謝系の役割の解明
批准号:
05772002
负责人:
早川 磨紀男
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1993
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1993 至 --
中文摘要
腫瘍壊死因子(TNF)は、腫瘍細胞に対してのみ、傷害性を示すサイトカインの一種である。この腫瘍細胞選択的な細胞傷害作用が、如何なる機構により発現するのかについて検討する目的で、TNFの細胞傷害作用に対して感受性の高いマウス結合組織由来の腫瘍細胞L929より、TNF耐性株を複数単離し、現在、その性状を解析している。本年度は耐性株のうちの一つであるC12細胞を材料にして、TNF抵抗性獲得の機構を解析した。すなわちC12細胞では、興味深いことに細胞質のホスホリパーゼA_2活性が著しく低下していたので、ノーザンブロッテイング分析により、ホスホリパーゼA_2発現量について検討したところ、親株L929に比較してホスホリパーゼA_2のアイソザイムの一つであり、アラキドン酸含有リン脂質に対して高い選択性を有する高分子量型細胞質ホスホリパーゼA_2(cPLA_2)のmRNA発現量が、この耐性株においては明らかに低下していた。そこで次に、PCR法によりマウスcPLA_2遺伝子を調製し、C12細胞に導入したところ、TNFに対する感受性が、遺伝子導入細胞において回復していることを確認できた。この時、TNFに対する感受性と、遺伝子導入により回復した細胞質のホスホリパーゼA_2活性のレベルとの間に、良い相関性が見られた。以上の結果は、TNFの細胞傷害作用発現の上で、cPLA_2を介したアラキドン酸代謝系が重要な役割を果たしていることを示している。今後はC12細胞以外の耐性株における抵抗性獲得機構を解明するとともに、ホスホリパーゼA_2の下流の酵素系の役割についても、さらに検討する予定である。
英文摘要
腫瘍壊死因子(TNF)は、腫瘍細胞に対してのみ、傷害性を示すサイトカインの一種である。この腫瘍細胞選択的な細胞傷害作用が、如何なる機構により発現するのかについて検討する目的で、TNFの細胞傷害作用に対して感受性の高いマウス結合組織由来の腫瘍細胞L929より、TNF耐性株を複数単離し、現在、その性状を解析している。本年度は耐性株のうちの一つであるC12細胞を材料にして、TNF抵抗性獲得の機構を解析した。すなわちC12細胞では、興味深いことに細胞質のホスホリパーゼA_2活性が著しく低下していたので、ノーザンブロッテイング分析により、ホスホリパーゼA_2発現量について検討したところ、親株L929に比較してホスホリパーゼA_2のアイソザイムの一つであり、アラキドン酸含有リン脂質に対して高い選択性を有する高分子量型細胞質ホスホリパーゼA_2(cPLA_2)のmRNA発現量が、この耐性株においては明らかに低下していた。そこで次に、PCR法によりマウスcPLA_2遺伝子を調製し、C12細胞に導入したところ、TNFに対する感受性が、遺伝子導入細胞において回復していることを確認できた。この時、TNFに対する感受性と、遺伝子導入により回復した細胞質のホスホリパーゼA_2活性のレベルとの間に、良い相関性が見られた。以上の結果は、TNFの細胞傷害作用発現の上で、cPLA_2を介したアラキドン酸代謝系が重要な役割を果たしていることを示している。今後はC12細胞以外の耐性株における抵抗性獲得機構を解明するとともに、ホスホリパーゼA_2の下流の酵素系の役割についても、さらに検討する予定である。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Sayumi Shibamoto: "Tyrosine Phosphorylation of β-catenin and Plakoglobin Enhanced by Hepatocyte Growth Factor and Epidermal Growth Factor in Human Carcinoma Cells" Cell Adhesion & Communication. 1(印刷中). (1993)
Sayumi Shibamoto:“人类癌细胞中肝细胞生长因子和表皮生长因子增强 β-连环蛋白和斑珠蛋白的酪氨酸磷酸化”细胞粘附与通讯 1(出版中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Makio Hayakawa: "Arachidonic Acid-selective Cytosolic Phospholipase A_2 Is Crucial in the Cytosolic Action of Tumor Necrosis Factor" Journal of Biological Chemistry. 268. 11290-11295 (1993)
Makio Hayakawa:“花生四烯酸选择性胞浆磷脂酶 A_2 在肿瘤坏死因子的胞浆作用中至关重要”《生物化学杂志》。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Takamitsu Hori: "Stimulation of prostaglandin production by hepatocyte growth factor in human gastric carcinoma cells" FEBS LETTERS. 334. 331-334 (1993)
Takamitsu Hori:“肝细胞生长因子在人胃癌细胞中刺激前列腺素的产生”FEBS 快报。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
NF-κB活性化の際の活性酸素の役割とその分子標的の解明
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批准号:11780453
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.22万
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财政年份:1999
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负责人:早川 磨紀男
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依托单位:
IκBのユビキチンリガーゼの同定
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批准号:11148219
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$1.02万
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财政年份:1999
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负责人:早川 磨紀男
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依托单位:
腫瘍壊死因子(TNF)の腫瘍細胞選択的な傷害作用のメカニズムの解明
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批准号:06772168
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1994
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负责人:早川 磨紀男
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依托单位:
腫瘍壊死因子の有する腫瘍細胞に特異的な細胞傷害機構の解明
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批准号:04771967
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:早川 磨紀男
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依托单位:
海外基金