農村空間の商品化に関する社会地理学的研究

乡村空间商品化的社会地理学研究

基本信息

批准号：
13780055
负责人：
高橋誠
金额：
$ 1.09万
依托单位：
Nagoya University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份：
2001
资助国家：
日本
起止时间：
2001 至 2002
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では,主に3つのテーマに取り組んだ。第1は,農村空間の商品化のプロセスを読み解く理論的・概念的な手掛かりを得ることであり,具体的に,昨年度に引き続いて,このテーマを農村地理学の枠組みで分析する理論的パースペクティブについて整理し,一般の人々が考える農村を実証的に分析し,それらの結果を刊行した。ここでは,とりわけ,人々の持つ農村像にポスト生産主義的な傾向と,農村神話との関連性が指摘された。第2は,土地利用の変化を手掛かりとした,愛知県の尾張地域における地域レベルでの分析である。ここで,特に過去20年間の変化率に注目すると,農地や森林といった農村的土地利用が10%以上の減少率を示したのに対し,住宅地や商業地,工業用地などの都市的土地利用が急激に増加し,土地市場を通じた土地利用の転換が示唆される。それと同時に,道路,公園・緑地,公共用地・施設の増加率が20〜40%に上り,農村空間の商品化が単純に市場プロセスによるものだけでなく,計画的ないし公的な物理的(建造)環境の整備を常に伴うものであることが指摘できる。このことは,市街化調整区域や農業振興地域などで私的な農地転換を原則として禁止する日本の計画システムと関係して重要である。それゆえ第3は,このような商品化プロセスと,人々を惹き付ける理想的農村像との相互関係について,昨年度に部分的に探求した,田園ツーリズムと結び付いた景観保全と地域レベルでの場所性の構築を具体的に検討することである。つまり,「日本の原風景」を表象する茅葺き屋根民家群,あるいは「情景の丘」と表現される畑地景観は,例えば集落排水事業や生活改善事業,様々な農業支援政策など,補助金型行政とそれによる近代的インフラによって支えられる。農村の土地や景観は,その場所での社会的営為とは切り離され,いわばハイパーリアルな商品として取り引きされる。

这项研究的重点是三个主要主题。首先是获得理论和概念线索来解释农村空间的商品化过程，尤其是在去年之后，我们组织了在农村地理框架中分析该主题的理论观点，从经验上分析了一般公众对这些主题的思考，并将这些主题分析。特别是，在这里，后代主义倾向与农村神话之间的关系在人民的乡村形象中指出。第二个是AICHI县OWARI地区的区域分析，土地使用变化是线索。在这里，特别是当我们查看过去20年中的变化速度时，农田和森林等农村土地使用量超过10％，而城市土地使用（例如住宅，商业和工业用地）迅速增加，这表明土地使用的土地使用变化。同时，道路，公园，绿色空间，公共土地和设施的增加速度已上升到20-40％，可以指出，农村空间的商业化不仅是由于市场流程所致，而且始终涉及计划的或公共物理（建筑）环境的发展。这对于日本规划体系很重要，日本规划系统原则上禁止在城市化调节区域和农业促进区域中的私人农业土地conversion依。因此，第三个是要特别考虑与农村旅游业相关的景观保护的建设，我们部分探讨了去年的商业化过程与吸引人们的理想乡村形象之间的相互关系。换句话说，代表“日本原始风景”或农田景观的茅草屋顶房屋被描述为“场景”，得到补贴型管理和现代基础设施的支持，例如乡村排水项目，生活方式改善项目以及各种农业支持政策。可以这么说，农村土地和景观与该地点的社会活动分开，并以超新产品的价格交易。