児童期の数学的概念の発達における方略変化のメカニズム
児童期の数学的概念の発達における方略変化のメカニズム
批准号:
10710040
负责人:
藤村 宣之
金额:
$1.86万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 1999
中文摘要
本研究では,児童にとって理解の難しい内包量や比例といった数学的概念について,その発達を課題解決における方略の変化の観点から明らかにした。本年度は特に,1)コンピュータを用いた介入による方略の短期的・長期的変化と,2)教室場面での学習による方略変化について検討した。第一に,コンピュータを用いた介入による方略変化を明らかにするために,小学校4年生31名に対して,内包量比較課題(事前課題)→コンピュータを用いた介入(定性的手がかり条件または定量的手がかり条件)→内包量比較課題(事後課題:直後)→内包量比較課題(遅延課題:5ヶ月後)の順に個別実験により課題を実施した。介入場面ではコンピュータの画面上で比例的推理を行わせ,定性的手がかり条件では色の濃さを,定量的手がかり条件では色の濃さと分布密度表示をそれぞれ手がかりとして正しい値を予測させた。各条件には半数ずつを割り当てた。実験の結果,事後課題では,定性的手がかり条件で倍数操作方略と単位あたり方略の適応的選択への変化が多くみられたのに対し,定量的手がかり条件では単位あたり方略の一貫した適用への変化が多くみられた。遅延課題では,定性的手がかり条件で単位あたり方略が維持される場合と他の方略へ変化する場合に二分されたのに対し,定量的手がかり条件では単位あたりの一貫した適用の多くが倍数操作と単位あたりの適応的選択へと変化した。第二に,教室場面での学習による方略変化について明らかにするために,小学校5年生24名に対して,算数の「割合」単元の導入前後にシュートのうまさや児童数の減り方を比較する課題を実施した。その結果,1)事前課題から事後課題にかけて加減法による方略から倍に依拠した方略への変化がみられ,2)授業時の解法の発表を通じて倍の考えに気づいた児童において事前から事後にかけての方略変化が生じやすいことが明らかになった。
英文摘要
本研究では,児童にとって理解の難しい内包量や比例といった数学的概念について,その発達を課題解決における方略の変化の観点から明らかにした。本年度は特に,1)コンピュータを用いた介入による方略の短期的・長期的変化と,2)教室場面での学習による方略変化について検討した。第一に,コンピュータを用いた介入による方略変化を明らかにするために,小学校4年生31名に対して,内包量比較課題(事前課題)→コンピュータを用いた介入(定性的手がかり条件または定量的手がかり条件)→内包量比較課題(事後課題:直後)→内包量比較課題(遅延課題:5ヶ月後)の順に個別実験により課題を実施した。介入場面ではコンピュータの画面上で比例的推理を行わせ,定性的手がかり条件では色の濃さを,定量的手がかり条件では色の濃さと分布密度表示をそれぞれ手がかりとして正しい値を予測させた。各条件には半数ずつを割り当てた。実験の結果,事後課題では,定性的手がかり条件で倍数操作方略と単位あたり方略の適応的選択への変化が多くみられたのに対し,定量的手がかり条件では単位あたり方略の一貫した適用への変化が多くみられた。遅延課題では,定性的手がかり条件で単位あたり方略が維持される場合と他の方略へ変化する場合に二分されたのに対し,定量的手がかり条件では単位あたりの一貫した適用の多くが倍数操作と単位あたりの適応的選択へと変化した。第二に,教室場面での学習による方略変化について明らかにするために,小学校5年生24名に対して,算数の「割合」単元の導入前後にシュートのうまさや児童数の減り方を比較する課題を実施した。その結果,1)事前課題から事後課題にかけて加減法による方略から倍に依拠した方略への変化がみられ,2)授業時の解法の発表を通じて倍の考えに気づいた児童において事前から事後にかけての方略変化が生じやすいことが明らかになった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
子どもの思考と信念の自律的な質的変化を促す教科学習に関する心理学的研究
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批准号:24K00484
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.73万
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财政年份:2024
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负责人:藤村 宣之
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依托单位:
児童・生徒のデータサイエンスリテラシーを育む教科連携型授業の開発と実証的検討
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批准号:22K18617
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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资助金额:$3.99万
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财政年份:2022
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负责人:藤村 宣之
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依托单位:
子どもの「教科内容の本質的理解」を促す授業デザインに関する心理学的研究
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批准号:20H01760
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.32万
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财政年份:2020
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负责人:藤村 宣之
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依托单位:
児童・生徒の地理・歴史リテラシーを育む「地歴統合型授業」の開発と実証的検討
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批准号:18K18628
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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资助金额:$3.99万
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财政年份:2018
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负责人:藤村 宣之
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依托单位:
算数授業への参加を通じた児童の概念理解と関心の変化プロセス
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批准号:14710070
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.62万
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财政年份:2002
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负责人:藤村 宣之
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依托单位:
児童期の数学的概念の学習における方略変化のプロセス
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批准号:12710052
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2000
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负责人:藤村 宣之
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依托单位:
児童期における関数概念の理解とその促進に関する発達的研究-コンピュータ・シミュレーションによる概念理解の解明と促進可能性の検討-
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批准号:08710077
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1996
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负责人:藤村 宣之
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依托单位:
児童期における数学的概念の理解促進に関する発達的研究 -コンピューターによる図的情報の呈示と操作が、内包量・比例害連の理解促進に及ぼす効果-
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批准号:07710079
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:藤村 宣之
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依托单位: