低分子量GTP結合蛋白質Rhoを介する細胞骨格の制御機構
低分子量GTP結合蛋白質Rhoを介する細胞骨格の制御機構
批准号:
11780514
负责人:
天野 睦紀
金额:
$1.54万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1999
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1999 至 2000
中文摘要
低分子量GTPase,Rhoは、Lysophosphatidic acid(LPA)などの細胞外シグナルの下流で主にアクチン系の細胞骨格を制御していると考えられている。私は既に、Rhoのエフェクター分子としてRho-キナーゼとMBSを同定し、Rho-キナーゼとMBSが協調してミオシン等の基質のリン酸化レベルを調節していることを報告している。本研究では、Rho-キナーゼによる細胞骨格の制御機構を明らかにすることを目的としRho-キナーゼの基質蛋白質の解析を行った。本研究では、Rho-キナーゼの新規基質蛋白質としてCollapsin Response Mediator Protein-2(CRMP-2)とcalponinを同定し、その機能解析を行った。CRMP-2は線虫において神経発生に関与すると考えられているUNC-33の相同遺伝子であり、鳥類や哺乳類の神経細胞においても高い発現が認められている。私はCRMP-2がRho-キナーゼにより効率よくリン酸化されること、またCRMP-2のRho-キナーゼによるリン酸化部位がThr-555であることを見出した。さらに、CRMP-2のThr-555のリン酸化状態を認識する抗リン酸化抗体を作製し、in vivoにおけるCRMP-2のリン酸化状態を解析した。トリ後根神経節細胞においてはLPAにより成長円錐の退縮が認められるが、このときCRMP-2のThr-555のリン酸化が亢進していること、このリン酸化の亢進はRho-キナーゼの阻害剤であるHA1077やY-32885で抑制されることを見出した。CRMP-2のリン酸化部位に変異を導入した変異型CRMP-2を後根神経節細胞に発現させるとLPAによる成長円錐退縮が低下することから、Rho-キナーゼによるCRMP-2のリン酸化がLPAによる成長円錐退縮に関与していることが示唆された。一方、私はアクチン結合蛋白質で平滑筋の収縮に関与すると考えられているcalponinがRho-キナーゼの基質となることを見出した。calponinはRho-キナーゼにより効率よくリン酸化され、またそのリン酸化部位はThr-170,Ser-175,Thr-180,Thr-184,及びThr-259であった。Rho-キナーゼによりリン酸化するとcalponinのアクチン結合能が低下したことから、Rho-キナーゼはcalponinの活性を制御することが示唆された。以上、本研究の研究目標はほぼ達成できたと考えられる。
英文摘要
低分子量GTPase,Rhoは、Lysophosphatidic acid(LPA)などの細胞外シグナルの下流で主にアクチン系の細胞骨格を制御していると考えられている。私は既に、Rhoのエフェクター分子としてRho-キナーゼとMBSを同定し、Rho-キナーゼとMBSが協調してミオシン等の基質のリン酸化レベルを調節していることを報告している。本研究では、Rho-キナーゼによる細胞骨格の制御機構を明らかにすることを目的としRho-キナーゼの基質蛋白質の解析を行った。本研究では、Rho-キナーゼの新規基質蛋白質としてCollapsin Response Mediator Protein-2(CRMP-2)とcalponinを同定し、その機能解析を行った。CRMP-2は線虫において神経発生に関与すると考えられているUNC-33の相同遺伝子であり、鳥類や哺乳類の神経細胞においても高い発現が認められている。私はCRMP-2がRho-キナーゼにより効率よくリン酸化されること、またCRMP-2のRho-キナーゼによるリン酸化部位がThr-555であることを見出した。さらに、CRMP-2のThr-555のリン酸化状態を認識する抗リン酸化抗体を作製し、in vivoにおけるCRMP-2のリン酸化状態を解析した。トリ後根神経節細胞においてはLPAにより成長円錐の退縮が認められるが、このときCRMP-2のThr-555のリン酸化が亢進していること、このリン酸化の亢進はRho-キナーゼの阻害剤であるHA1077やY-32885で抑制されることを見出した。CRMP-2のリン酸化部位に変異を導入した変異型CRMP-2を後根神経節細胞に発現させるとLPAによる成長円錐退縮が低下することから、Rho-キナーゼによるCRMP-2のリン酸化がLPAによる成長円錐退縮に関与していることが示唆された。一方、私はアクチン結合蛋白質で平滑筋の収縮に関与すると考えられているcalponinがRho-キナーゼの基質となることを見出した。calponinはRho-キナーゼにより効率よくリン酸化され、またそのリン酸化部位はThr-170,Ser-175,Thr-180,Thr-184,及びThr-259であった。Rho-キナーゼによりリン酸化するとcalponinのアクチン結合能が低下したことから、Rho-キナーゼはcalponinの活性を制御することが示唆された。以上、本研究の研究目標はほぼ達成できたと考えられる。
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作者:
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通讯作者:
Mizuno T.et al: "Identification and characterization of Drosophila homolog of Rho-kinase"Gene. 238. 437-444 (1999)
Mizuno T.等人:“Rho-kinase 果蝇同源物的鉴定和表征”基因。
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作者:
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通讯作者:
Shimokawa H.et al.: "Rho-kinase-mediated pathway induces enhanced myosin light chain phosphorylations in a swine model of coronary artery spasm"Cardiovasc.Res.. 43. 1029-1039 (1999)
Shimokawa H.等人:“Rho激酶介导的途径在冠状动脉痉挛的猪模型中诱导增强的肌球蛋白轻链磷酸化”Cardiovasc.Res.. 43. 1029-1039 (1999)
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作者:
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通讯作者:
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作者:
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通讯作者:
共 12 条
細胞増殖・分化に関わる蛋白質リン酸化酵素の新規基質スクリーニング法の開発
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批准号:20058012
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2008
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负责人:天野 睦紀
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依托单位:
細胞間接着及び細胞遊走制御系の解析
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批准号:16013220
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.92万
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财政年份:2004
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负责人:天野 睦紀
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依托单位:
微小管ダイナミクスと細胞極性・遊走の制御機構
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批准号:15770126
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.24万
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财政年份:2004
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负责人:天野 睦紀
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依托单位:
細胞間接着制御系の網羅的解析
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批准号:15013226
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$3.14万
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财政年份:2003
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负责人:天野 睦紀
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依托单位:
Rhoファミリー及びそのエフェクター分子を介する細胞骨格分子の制御機構
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批准号:13780574
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2001
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负责人:天野 睦紀
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依托单位:
形態を制御する細胞内骨格制御系の網羅的解析
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批准号:13202044
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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资助金额:$3.84万
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财政年份:2001
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负责人:天野 睦紀
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依托单位:
形態を制御する細胞内骨格制御系の網羅的解析
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批准号:12202033
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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资助金额:$0.0万
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财政年份:2000
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负责人:天野 睦紀
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依托单位:
海外基金