電子・光子分光法による金属ー半導体界面合金化過程および電子状態の研究
電子・光子分光法による金属ー半導体界面合金化過程および電子状態の研究
批准号:
02232105
负责人:
岩見 基弘
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
1990
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1990 至 --
中文摘要
金属(薄膜)ー半導体(基板)接合界面では,室温程度の低温においても合金属が生成する現象を解明することを目指して,軟X線励起による放出光電子の分光[光電子分光法(PES)]や,電子励起により放射された軟X線の分光[軟X線分光法(SXES)]により,その接合界面での電子状態,および原子的構造を実験的に明らかにする研究を行った。筆者らの一部を含むグル-プはPESの研究から,共鳴光電子放出の現象を初めてAu(θ〜1)/Si(111)2x1系において見いだし,界面合金化過程における金属原子の初期吸着段階での化学結合の重要性を示唆した。これは今年度の研究から,コバルトのようなAu以外の金属とシリコンの接合系でも同様に起こっていることが明らかにされた。ところで,金属シリサイドにおける金属原子とシリコン原子との間の化学結合については,金属のd電子と,シリコンの3p電子との間の結合のみが価電子帯のフェルミ準位付近の主要な部分を構成しているというようにこれまで信じられてきた。しかし,これまでのNi(Co)ーシリサイドについてのわれわれのSXES法による研究から,Si(3s)起源の電子状態もフェルミ準位付近まで状態密度を持つことが明らかにされた。本年度は遷移金属としてTiおよびZrを取り上げて実験を行った。そしてTiSi_2のSiーL_<2.3>放射軟X線分光測定の結果,TiSi_2からのSiーL_<2.3>スペクトルには,価電子帯の頂上付近の信号が,バルクSiのそれと比較して増大している特徴が見いだされた。このスペクトルをX線光電子分光法により求めたSi(2p)準位の結合エネルギ-を用いて結合エネルギ-にひきなおし,理論計算の結果と比較し検討した。その結果,TiSi_2のSiーL_<2.3>軟X線スペクトルに観測されたE_F付近の信号は,主としてSi(s)価電子状態に起因するものと結論された。また,このようにSiーL_<2.3>軟X線スペクトルがSiとTiSi_2とで異なることを用いることにより,Ti(薄膜)/Si(基板)接合界面の分析を試みた。その結果,Ti(超薄膜)/Si(基板)接合を数100℃程度の低い温度で熱処理した場合,表面にTiSi_2結晶薄膜が形成され,そのTiSi_2薄膜と基板Siとの接合部に結晶TiSi_2とは異なるTiSi_2層が形成されていることが明らかなった。この結果は,試料断面を透過電子顕微鏡,および蛍光X線分析により調べた結果と矛盾しない。なおこれらの方法と比べたSXES法の利点は,非破壊分析法であることである。
英文摘要
金属(薄膜)ー半導体(基板)接合界面では,室温程度の低温においても合金属が生成する現象を解明することを目指して,軟X線励起による放出光電子の分光[光電子分光法(PES)]や,電子励起により放射された軟X線の分光[軟X線分光法(SXES)]により,その接合界面での電子状態,および原子的構造を実験的に明らかにする研究を行った。筆者らの一部を含むグル-プはPESの研究から,共鳴光電子放出の現象を初めてAu(θ〜1)/Si(111)2x1系において見いだし,界面合金化過程における金属原子の初期吸着段階での化学結合の重要性を示唆した。これは今年度の研究から,コバルトのようなAu以外の金属とシリコンの接合系でも同様に起こっていることが明らかにされた。ところで,金属シリサイドにおける金属原子とシリコン原子との間の化学結合については,金属のd電子と,シリコンの3p電子との間の結合のみが価電子帯のフェルミ準位付近の主要な部分を構成しているというようにこれまで信じられてきた。しかし,これまでのNi(Co)ーシリサイドについてのわれわれのSXES法による研究から,Si(3s)起源の電子状態もフェルミ準位付近まで状態密度を持つことが明らかにされた。本年度は遷移金属としてTiおよびZrを取り上げて実験を行った。そしてTiSi_2のSiーL_<2.3>放射軟X線分光測定の結果,TiSi_2からのSiーL_<2.3>スペクトルには,価電子帯の頂上付近の信号が,バルクSiのそれと比較して増大している特徴が見いだされた。このスペクトルをX線光電子分光法により求めたSi(2p)準位の結合エネルギ-を用いて結合エネルギ-にひきなおし,理論計算の結果と比較し検討した。その結果,TiSi_2のSiーL_<2.3>軟X線スペクトルに観測されたE_F付近の信号は,主としてSi(s)価電子状態に起因するものと結論された。また,このようにSiーL_<2.3>軟X線スペクトルがSiとTiSi_2とで異なることを用いることにより,Ti(薄膜)/Si(基板)接合界面の分析を試みた。その結果,Ti(超薄膜)/Si(基板)接合を数100℃程度の低い温度で熱処理した場合,表面にTiSi_2結晶薄膜が形成され,そのTiSi_2薄膜と基板Siとの接合部に結晶TiSi_2とは異なるTiSi_2層が形成されていることが明らかなった。この結果は,試料断面を透過電子顕微鏡,および蛍光X線分析により調べた結果と矛盾しない。なおこれらの方法と比べたSXES法の利点は,非破壊分析法であることである。
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M.Iwami,M.Hirai,M.Kusaka,H.Nakamura,H.Watabe and F.Akao: "Soft Xーray Spectroscopy(SXS)Study of Electronic and Atomic Structures of a NiーSilicide/Si System" Vacuum. 41. 1046-1048 (1990)
M.Iwami、M.Hirai、M.Kusaka、H.Nakamura、H.Watabe 和 F.Akao:“软 X 射线光谱 (SXS) 研究镍硅化物/硅系统的电子和原子结构”真空。 41. 1046-1048 (1990)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
H.Nakamura,M.Hirai,M.Kusaka and M.Iwami: "Electronic and Atomic Structure of a CoーSilicide/Si Contact System" Vacuum. 41. 875-877 (1990)
H.Nakamura、M.Hirai、M.Kusaka 和 M.Iwami:“共硅化物/硅接触系统的电子和原子结构”真空。 41. 875-877 (1990)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
H.Nakamura,M.Iwami,M.Hirai,M.Kusaka,F.Akao and H.Watabe: "Valenceーband Electronic Structure of NiSi_2 and CoSi_2:Evidence of the Si s Electronic State at the Fermi Edge" Phys.Rev.B. 41. 12092-12095 (1990)
H.Nakamura、M.Iwami、M.Hirai、M.Kusaka、F.Akao 和 H.Watabe:“NiSi_2 和 CoSi_2 的价带电子结构:费米边 Si 电子态的证据”Phys.Rev .B 41. 12092-12095 (1990)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
M.Iwami,H.Nakamura,M.Hirai,M.Kusaka,Y.Azuma and F.Akao: "Contributuion of the Si S Electronic State to the Density of State of CoSi_2 at Fermi Energy by Soft Xーray Spectroscopy" Jpn.J.Appl.Phys.Lett.29. 284-286 (1990)
M.Iwami、H.Nakamura、M.Hirai、M.Kusaka、Y.Azuma 和 F.Akao:“通过软 X 射线光谱研究 Si S 电子态对费米能级 CoSi_2 态密度的贡献”Jpn .应用物理快报.284-286 (1990)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
H.Watabe,H.Nakamura,M.Iwami,M.Hirai and M.Kusaka: "Electronic and Structural Study of Ni(Co)/Si(111) Contact System Studied by Soft Xーray Emission Spectroscopy" Mat.Res.Soc.Symp.Proc.159. 173-176 (1990)
H.Watabe、H.Nakamura、M.Iwami、M.Hirai 和 M.Kusaka:“通过软 X 射线发射光谱研究 Ni(Co)/Si(111) 接触系统的电子和结构研究”Mat.Res。 Soc.Symp.Proc.159。173-176 (1990)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 6 条
半導体表面での個々の原子・クラスターの配置・電子状態
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批准号:07225213
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$0.96万
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财政年份:1995
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
薄膜・界面形成の基礎
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批准号:07355014
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项目类别:Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:1995
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
半導体表面上での個々の金属原子・クラスターの化学結合状態
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批准号:06236219
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.15万
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财政年份:1994
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
電子・光子分光法による金属ー半導体界面合金化過程および電子状態の研究
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批准号:03216105
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.41万
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财政年份:1991
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
(光)電子分光法による金属-半導体界面合金化過程の研究
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批准号:01650005
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1989
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
チャンネリング-ブロッキング法による金属-半導体界面の原子的構造の精密決定
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批准号:61212015
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项目类别:Grant-in-Aid for Special Project Research
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资助金额:$0.9万
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财政年份:1986
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
混晶半導体ヘテロ接合界面の原子的構造と電子状態の解明とその関連
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批准号:61214006
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项目类别:Grant-in-Aid for Special Project Research
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资助金额:$0.83万
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财政年份:1986
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
混晶半導体ヘテロ接合界面の原子構造と電子状態の解明とその関連
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批准号:60222028
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项目类别:Grant-in-Aid for Special Project Research
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1985
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
長波長帯光通信システム用発光・受光素子としての化合物半導体へテロ接合界面の研究
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批准号:X00090----355014
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1978
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
高融点半導体BDを用いた光電変換素子の基礎研究
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批准号:X00090----155004
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.09万
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财政年份:1976
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负责人:岩見 基弘
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依托单位:
海外基金