癌患者におけるフコシル化蛋白増加の分子機構の解明
癌患者におけるフコシル化蛋白増加の分子機構の解明
批准号:
20014011
负责人:
三善 英知
金额:
$5.89万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
フコシル化は、がんや炎症と最も深く関わる糖鎖修飾の1つである。多くの癌患者で、フコシル化蛋白の発現が上昇し、一部のものはフコシル化AFP、フコシル化ハプトグロビンのように腫瘍マーカーとしても応用されている。フコシル化を制御する因子には、フコース転移酵素、そのドナー基質であるGDP-フコース、さらにGDP-フコースをゴルジ内に運搬するトランスポーターがある。これまで私達は、肝がんでは、これらの因子の遺伝子発現が、総て亢進し、中でもトランスポーターが最も重要なfactorであることを証明した。本年度は、ある大腸がん細胞でGDP-フコースの合成に関わる遺伝子GMDSの変異を見つけ、NK細胞がもつ腫瘍免疫の重要なfactorであるTRIL (TNF-related apoptosis inducing ligand)シグナルに重要な意義があることを見いだした。即ち、GMDSの変異細胞では、TRAILに抵抗性をもつので、ヌードマウスに巨大な腫瘍を形成するが、野生型のGMDSを戻すと小さな腫瘍しか形成しない。また、多くの他のがん細胞や癌組織でGMDSの変異が認められた。フコシル化は正常から癌化する初期のステップには重要な役割を果たすが、逆に一部のがんでは脱フコシル化が起こることによって、さらに腫瘍の悪性度が増えることを示唆する所見と言える。フコース転移酵素の1つであるFut8を大腸がん細胞WiDrに過剰発現させると、細胞間接着が増強しカドへリンの機能を亢進させた。このFut8の過剰発現は、ヒトの大腸がん組織でも検証され、フコースが大腸がんの生物学的特性を変化させる可能性を示唆する。また、フコシル化ハプトグロビンのレクチンー抗体ELISA系を開発した。この系は、フコシル化ハプトグロビンの定量化多検体処理を可能とするため、今後がん化のどの段階でフコシル化ハプトグロビンが上昇するのか検討していきたい。
英文摘要
フコシル化は、がんや炎症と最も深く関わる糖鎖修飾の1つである。多くの癌患者で、フコシル化蛋白の発現が上昇し、一部のものはフコシル化AFP、フコシル化ハプトグロビンのように腫瘍マーカーとしても応用されている。フコシル化を制御する因子には、フコース転移酵素、そのドナー基質であるGDP-フコース、さらにGDP-フコースをゴルジ内に運搬するトランスポーターがある。これまで私達は、肝がんでは、これらの因子の遺伝子発現が、総て亢進し、中でもトランスポーターが最も重要なfactorであることを証明した。本年度は、ある大腸がん細胞でGDP-フコースの合成に関わる遺伝子GMDSの変異を見つけ、NK細胞がもつ腫瘍免疫の重要なfactorであるTRIL (TNF-related apoptosis inducing ligand)シグナルに重要な意義があることを見いだした。即ち、GMDSの変異細胞では、TRAILに抵抗性をもつので、ヌードマウスに巨大な腫瘍を形成するが、野生型のGMDSを戻すと小さな腫瘍しか形成しない。また、多くの他のがん細胞や癌組織でGMDSの変異が認められた。フコシル化は正常から癌化する初期のステップには重要な役割を果たすが、逆に一部のがんでは脱フコシル化が起こることによって、さらに腫瘍の悪性度が増えることを示唆する所見と言える。フコース転移酵素の1つであるFut8を大腸がん細胞WiDrに過剰発現させると、細胞間接着が増強しカドへリンの機能を亢進させた。このFut8の過剰発現は、ヒトの大腸がん組織でも検証され、フコースが大腸がんの生物学的特性を変化させる可能性を示唆する。また、フコシル化ハプトグロビンのレクチンー抗体ELISA系を開発した。この系は、フコシル化ハプトグロビンの定量化多検体処理を可能とするため、今後がん化のどの段階でフコシル化ハプトグロビンが上昇するのか検討していきたい。
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新しい膵癌の腫瘍マーカー、フコシル化ハプトグロビンの産生機序と簡易アッセイの確立
胰腺癌新肿瘤标志物岩藻糖基化触珠蛋白的产生机制的建立和简单测定
DOI:
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发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[三善英知, et.al.]
通讯作者:
et.al.
医学のあゆみ「グライコミクスの世界」
医学史“糖组学的世界”
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[坂本直也, 安井弥, 三善英知]
通讯作者:
三善英知
非小細胞肺癌におけるα1,6-fucosyltransferase(α1,6-FT)低発現は、組織型で扁平上皮癌に関連する
非小细胞肺癌中α1,6-岩藻糖基转移酶(α1,6-FT)的低表达与鳞状细胞癌组织学相关
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[本間理央, 三善英知, et al.]
通讯作者:
et al.
DOI:
10.1111/j.1349-7006.2009.01125.x
发表时间:
2009-05-01
期刊:
CANCER SCIENCE
影响因子:
5.7
作者:
[Osumi, Daisuke, Takahashi, Motoko, Taniguchi, Naoyuki]
通讯作者:
Taniguchi, Naoyuki
Positive expressions of N-acetylglucosaminyltransferase-V(GnT-V)and β1-6 branching N-linked oligosaccharides in human testicular germ cells diminish during malignant transformation and progression
人睾丸生殖细胞中N-乙酰氨基葡萄糖转移酶-V(GnT-V)和β1-6分支N联寡糖的阳性表达在恶性转化和进展过程中减少
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
Int. J. Oncology 32(1)
影响因子:
--
作者:
[Kyan A,Miyoshi E, Oyama C, et.al.]
通讯作者:
et.al.
共 25 条
糖鎖バイオマーカーの多角的解析からプレシジョンメデイシンへ
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批准号:23K24228
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$3.24万
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财政年份:2024
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负责人:三善 英知
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依托单位:
From multifaceted analysis of glycan biomarkers to precision medicine
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批准号:22H02967
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.23万
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财政年份:2022
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负责人:三善 英知
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依托单位:
マトリプターゼの分解抑制に基づくがん診断法の確立
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批准号:16023237
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.92万
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财政年份:2004
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负责人:三善 英知
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依托单位:
マトリプターゼの分解抑制に基づく消化器がん診断法の確立
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批准号:15025238
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.54万
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财政年份:2003
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负责人:三善 英知
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依托单位:
転写因子ets-1を介した糖転移酵素GnT-Vの癌転移、浸潤メカニズムの解明
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批准号:12215097
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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资助金额:$1.98万
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财政年份:2000
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负责人:三善 英知
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依托单位:
海外基金