川崎病冠動脈炎の発生機構に関する免疫学的解析
川崎病冠動脈炎の発生機構に関する免疫学的解析
批准号:
63570383
负责人:
河野 陽一
金额:
$0.7万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1988
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1988 至 --
中文摘要
川崎病における冠動脈炎の成因は未だ判明していない。そこで同疾患の冠動脈瘤発生機序について免疫学的に解析した。1.川崎病患児の末梢血T細胞サブセットの検討:レーザーフローサイトメトリーにより解析した。その結果、瘤形成期にOKT4陽性T細胞の有意な増加を認めOKT4/8比は高値を示した。この所見は回復期に正常化した。2.冠動脈病変部の免疫組織化学的検討:18病日で死亡した患児の冠動脈病変部組織を検討した。病変部にHLA-DR抗原を表現したLeuM3陽性マクロファージとLeu3a陽性T細胞の強い浸潤が認められた。これより冠動脈炎の病態に細胞性免疫が関与していることが強く示唆された。次にこれら冠動脈病変部の免疫反応がどの自己抗原に特異性をもつのかを検討した。3.川崎病患者血清中の自己抗体特異性の検索:病変のない成人および幼児の心筋(冠動脈を含む)、大動脈、肝臓、脾臓、家兎心筋、胎鶏心筋組織を用いて以下の方法で検討した。(1)蛍光抗体法:上記各種組織の凍結組織切片を用いて検討したが川崎病患児の血清と組織との反応は認められなかった。(2)酵素免疫抗体法およびイムノブロッティング法による検討:各種組織由来の可溶化抗原(デオキシコール酸あるいは硫酸ドデシルナトリウムにより可溶化)を用いて上記の方法で検討したが、川崎病患児の血清中にこれら組織の可溶化抗原と反応する抗体は検出されなかった。以上の結果から川崎病血管炎では血管炎部位に存在する特定の抗原に対する細胞性免疫反応が強く生じ、その炎症の結果冠動脈瘤が形成されることが示唆された。しかし、現在のところこの免疫応答の発症機序は不明であり、免疫応答により認識される血管部位の抗原も判明していない。そこで、さらに冠動脈瘤変組織より抗原を精製し、細胞レベルと血清レベルからこの免疫応答の発症機序を検索する必要がある。
英文摘要
川崎病における冠動脈炎の成因は未だ判明していない。そこで同疾患の冠動脈瘤発生機序について免疫学的に解析した。1.川崎病患児の末梢血T細胞サブセットの検討:レーザーフローサイトメトリーにより解析した。その結果、瘤形成期にOKT4陽性T細胞の有意な増加を認めOKT4/8比は高値を示した。この所見は回復期に正常化した。2.冠動脈病変部の免疫組織化学的検討:18病日で死亡した患児の冠動脈病変部組織を検討した。病変部にHLA-DR抗原を表現したLeuM3陽性マクロファージとLeu3a陽性T細胞の強い浸潤が認められた。これより冠動脈炎の病態に細胞性免疫が関与していることが強く示唆された。次にこれら冠動脈病変部の免疫反応がどの自己抗原に特異性をもつのかを検討した。3.川崎病患者血清中の自己抗体特異性の検索:病変のない成人および幼児の心筋(冠動脈を含む)、大動脈、肝臓、脾臓、家兎心筋、胎鶏心筋組織を用いて以下の方法で検討した。(1)蛍光抗体法:上記各種組織の凍結組織切片を用いて検討したが川崎病患児の血清と組織との反応は認められなかった。(2)酵素免疫抗体法およびイムノブロッティング法による検討:各種組織由来の可溶化抗原(デオキシコール酸あるいは硫酸ドデシルナトリウムにより可溶化)を用いて上記の方法で検討したが、川崎病患児の血清中にこれら組織の可溶化抗原と反応する抗体は検出されなかった。以上の結果から川崎病血管炎では血管炎部位に存在する特定の抗原に対する細胞性免疫反応が強く生じ、その炎症の結果冠動脈瘤が形成されることが示唆された。しかし、現在のところこの免疫応答の発症機序は不明であり、免疫応答により認識される血管部位の抗原も判明していない。そこで、さらに冠動脈瘤変組織より抗原を精製し、細胞レベルと血清レベルからこの免疫応答の発症機序を検索する必要がある。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Terai,M: Circulation. 76. II-493 (1987)
Terai,M:循环。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
丹羽公一郎: "川崎病" 南江堂, 8 (1988)
丹羽晃一郎:《川崎病》南古堂,8 (1988)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
食物アレルギー患者における食物アレルゲン特異的細胞の抗原認識機構
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批准号:06265203
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.6万
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财政年份:1994
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负责人:河野 陽一
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依托单位:
卵アレルギー患者における卵白アルブミンに対するT細胞の認識機構に関する研究
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批准号:05272203
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1993
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负责人:河野 陽一
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依托单位:
自己免疫性甲状腺疾患における甲状腺ペルオキシダーゼの抗原性と抗原構造に関する研究
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批准号:62570414
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1987
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负责人:河野 陽一
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依托单位:
自己免疫性甲状腺疾患においてT細胞が認識するチログロブリンの甲原構造に関する研究
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批准号:61570444
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.15万
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财政年份:1986
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负责人:河野 陽一
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依托单位:
自己免疫性甲状腺疾患におけるチログロブリンの抗原性と抗原構造に関する研究
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批准号:60570423
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.09万
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财政年份:1985
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负责人:河野 陽一
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依托单位:
自己免疫性甲状腺疾患におけるサイログロブリンの抗原性と自己抗体特異性に関する研究
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批准号:59770636
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1984
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负责人:河野 陽一
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依托单位:
海外基金