腎炎治療薬の分子設計
腎炎治療薬の分子設計
批准号:
10169254
负责人:
岩尾 洋
金额:
$1.02万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 --
中文摘要
糸球体腎炎の発症機構には、初期にサイトカインや増殖因子が関与し、次に細胞増殖と細胞外基質の沈着が生じる事が知られている。しかし、腎炎発症機構の分子レベルでの解析は少なく、特に細胞内情報伝達系の研究は培養メサンギウム細胞での成績であり、腎炎との関連性は全く不明である。また、メサンギウム細胞を含めた培養細胞は、in vovoでの状態とは異なる形質を発現していることが報告されてきている。抗腎炎作用薬の研究には、この点を踏まえたiv vovoの個体レベルの研究が必須である。本研究は、メサンギウム増殖性腎炎モデルである抗Thy1腎炎を用いてオレアノール酸系化合物の抗腎炎作用機構を細胞内情報伝達系の面から検討した。このモデルの特徴は組織学的にはメサンギウム細胞の増殖とメサンギウム基質の増加である。オレアノール酸系化合物の腎炎抑制作用が、免疫抑制作用に因らないことを補体価、免疫グロブリン分画、インターロイキン-1β産生能のいずれにも関与しないことから確認している。さらに、オレアノール酸系化合物自体にステロイド作用のないこと、あるいは血中コーチソール濃度に変化を与えないこと、ヒト血小板からの血小板由来増殖因子遊離に影響しないこと、抗血小板作用のないことなどが現在までに判明している。すなわちオレアノール酸系化合物の抗腎炎作用は、従来から治療に使われてきたグルココルチコイドなどの免疫抑制剤、アンジオテンシン変換酵素阻害薬などの降圧薬、その他、抗凝固剤、抗血小板剤などとは異なる。抗Thy1抗体を7週令の雌wistarラットに投与し、投与後30分、120分、1日、3日、5日後のMAPキナーゼ(ERK、JNK)と転写因子のAP-1、NF-kBを検討した。プレドニゾロン投与(1mg/kg/日)は、抗Thy1抗体投与3日前から投与した。オレアノール酸系化合物は0.3、1、3mg/kg/日の用量を経口投与した。プレドニゾロンやオレアノール酸系化合物の投与により、糸球体での細胞増殖や、細胞外基質面積の増加が抑制された。プレドニゾロンの作用はMAPキナーゼ(ERK、JNK)経由のAP-1、NF-kBへのシグナルを抑制した。
英文摘要
糸球体腎炎の発症機構には、初期にサイトカインや増殖因子が関与し、次に細胞増殖と細胞外基質の沈着が生じる事が知られている。しかし、腎炎発症機構の分子レベルでの解析は少なく、特に細胞内情報伝達系の研究は培養メサンギウム細胞での成績であり、腎炎との関連性は全く不明である。また、メサンギウム細胞を含めた培養細胞は、in vovoでの状態とは異なる形質を発現していることが報告されてきている。抗腎炎作用薬の研究には、この点を踏まえたiv vovoの個体レベルの研究が必須である。本研究は、メサンギウム増殖性腎炎モデルである抗Thy1腎炎を用いてオレアノール酸系化合物の抗腎炎作用機構を細胞内情報伝達系の面から検討した。このモデルの特徴は組織学的にはメサンギウム細胞の増殖とメサンギウム基質の増加である。オレアノール酸系化合物の腎炎抑制作用が、免疫抑制作用に因らないことを補体価、免疫グロブリン分画、インターロイキン-1β産生能のいずれにも関与しないことから確認している。さらに、オレアノール酸系化合物自体にステロイド作用のないこと、あるいは血中コーチソール濃度に変化を与えないこと、ヒト血小板からの血小板由来増殖因子遊離に影響しないこと、抗血小板作用のないことなどが現在までに判明している。すなわちオレアノール酸系化合物の抗腎炎作用は、従来から治療に使われてきたグルココルチコイドなどの免疫抑制剤、アンジオテンシン変換酵素阻害薬などの降圧薬、その他、抗凝固剤、抗血小板剤などとは異なる。抗Thy1抗体を7週令の雌wistarラットに投与し、投与後30分、120分、1日、3日、5日後のMAPキナーゼ(ERK、JNK)と転写因子のAP-1、NF-kBを検討した。プレドニゾロン投与(1mg/kg/日)は、抗Thy1抗体投与3日前から投与した。オレアノール酸系化合物は0.3、1、3mg/kg/日の用量を経口投与した。プレドニゾロンやオレアノール酸系化合物の投与により、糸球体での細胞増殖や、細胞外基質面積の増加が抑制された。プレドニゾロンの作用はMAPキナーゼ(ERK、JNK)経由のAP-1、NF-kBへのシグナルを抑制した。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
M.Seto et al.: "Effects of prednisolone on glomerular signal transduction cascades in experimental glomeruloxephritis." J.Am.Soc.Nephrol.9. 1367-1376 (1998)
M.Seto 等人:“泼尼松龙对实验性肾小球肾炎中肾小球信号转导级联的影响。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
A.Hamaguchi et al.: "Actiration of glomerular mitogen-activated protein kinase in angiotensin II-mediated hypertension" J.Am.Soc.Nephrol.9. 372-380 (1998)
A.Hamaguchi 等人:“血管紧张素 II 介导的高血压中肾小球丝裂原激活蛋白激酶的激活”J.Am.Soc.Nephrol.9。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
金勝慶、岩尾 洋: "アンジオテンシン" 細胞. 30. 162-165 (1998)
Katsuyoshi Kane、Hiroshi Iwao:“血管紧张素”细胞。 30. 162-165 (1998)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
血管内皮障害のプロテオーム解析
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批准号:19659062
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.11万
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财政年份:2007
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负责人:岩尾 洋
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依托单位:
タグ付きMAPキナーゼ(p44MAPK/Erk1遺伝子発現)マウスの作成
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批准号:14657620
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2002
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负责人:岩尾 洋
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依托单位:
レニンの代謝‐腎皮質細胞内顆粒へのとり込みと分解‐
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批准号:58570102
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1983
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负责人:岩尾 洋
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依托单位:
レニンの不活性化
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批准号:57770175
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1982
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负责人:岩尾 洋
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依托单位:
レニンの直接ラジオイムノアッセイと分子量変換機序への応用
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批准号:56770133
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.42万
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财政年份:1981
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负责人:岩尾 洋
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依托单位:
海外基金