臓器移植後の免疫抑制剤腎障害の発生機序の解明と新規保護物質の開発に関する研究
臓器移植後の免疫抑制剤腎障害の発生機序の解明と新規保護物質の開発に関する研究
批准号:
15F15756
负责人:
梨井 康
金额:
$1.47万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-11-09 至 2018-03-31
中文摘要
シクロスポリンA(CsA)は、腎尿細管萎縮、間質線維症および進行性腎障害を特徴とする慢性腎障害を引き起こす事が知られている。特に、酸化ストレスおよびアポトーシスは、CsA誘発腎毒性において重要な役割を果たす事が知られている。前年度までの検討により、マウスCsA腎障害モデルにおけるALA/SFCの有効性を明らかにした。本年度は、CsAによるmProx24細胞(近位尿細管上皮細胞)傷害に対するALA/SCの抑制効果を検討すると共に、その機序解明を試みた。CsAはmProx24細胞に対してアポトーシスを引き起こした。一方5-ALA/SFCは、MAPK経路を介してHO-1およびNrf2の発現の増加によってmProx24細胞に対するアポトーシスを有意に阻害した。5-ALA/SFCによるCsA細胞傷害の抑制におけるHO-1の関与を検討するため、HO-1に対するsiRNAを用いて検討した。その結果、siRNAによるHO-1の阻害は、5-ALA/SFCの細胞保護効果を抑制した。5-ALA/SFCは、CsA誘導性のp38およびErkリン酸化の低下を防ぐ事が確認された。一方、MAPKシグナル伝達の阻害剤の添加は、CsA処理細胞における5-ALA/SFCの抗アポトーシス効果を遮断した。また、5-ALA/SFCはCsA曝露細胞におけるROS産生マーカーであるH2DCFA発現の増加を抑制した。これらのデータは、5-ALA/SFCがin vitroにおけるCsAによる近位尿細管上皮細胞のROS産生、アポトーシス誘導を低下させること、それらの抑制には、MAPK、HO-1が関与している事を示している。また、これらの結果から、マウスにおける5-ALA/SFCによるCsA腎障害の抑制は、腎臓細胞におけるMAPK/Nrf2/HO-1経路活性化を介した過剰なROS生成抑制がその一翼を担っていると考えられた。
英文摘要
シクロスポリンA(CsA)は、腎尿細管萎縮、間質線維症および進行性腎障害を特徴とする慢性腎障害を引き起こす事が知られている。特に、酸化ストレスおよびアポトーシスは、CsA誘発腎毒性において重要な役割を果たす事が知られている。前年度までの検討により、マウスCsA腎障害モデルにおけるALA/SFCの有効性を明らかにした。本年度は、CsAによるmProx24細胞(近位尿細管上皮細胞)傷害に対するALA/SCの抑制効果を検討すると共に、その機序解明を試みた。CsAはmProx24細胞に対してアポトーシスを引き起こした。一方5-ALA/SFCは、MAPK経路を介してHO-1およびNrf2の発現の増加によってmProx24細胞に対するアポトーシスを有意に阻害した。5-ALA/SFCによるCsA細胞傷害の抑制におけるHO-1の関与を検討するため、HO-1に対するsiRNAを用いて検討した。その結果、siRNAによるHO-1の阻害は、5-ALA/SFCの細胞保護効果を抑制した。5-ALA/SFCは、CsA誘導性のp38およびErkリン酸化の低下を防ぐ事が確認された。一方、MAPKシグナル伝達の阻害剤の添加は、CsA処理細胞における5-ALA/SFCの抗アポトーシス効果を遮断した。また、5-ALA/SFCはCsA曝露細胞におけるROS産生マーカーであるH2DCFA発現の増加を抑制した。これらのデータは、5-ALA/SFCがin vitroにおけるCsAによる近位尿細管上皮細胞のROS産生、アポトーシス誘導を低下させること、それらの抑制には、MAPK、HO-1が関与している事を示している。また、これらの結果から、マウスにおける5-ALA/SFCによるCsA腎障害の抑制は、腎臓細胞におけるMAPK/Nrf2/HO-1経路活性化を介した過剰なROS生成抑制がその一翼を担っていると考えられた。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1016/j.intimp.2015.11.034
发表时间:
2016-08-01
期刊:
INTERNATIONAL IMMUNOPHARMACOLOGY
影响因子:
5.6
作者:
[Fujino, Masayuki, Nishio, Yoshiaki, Li, Xiao-Kang]
通讯作者:
Li, Xiao-Kang
シングル細胞・遺伝子発現解析による臓器移植後免疫寛容機序の解明
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批准号:21K08634
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.58万
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财政年份:2021
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负责人:梨井 康
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依托单位:
新規急速液体凍結法「凍眠」を用いた移植用臓器保存法の確立およびその機序の解明
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批准号:18F17794
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.47万
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财政年份:2018
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负责人:梨井 康
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依托单位:
移植後免疫寛容の誘導における調節T細胞の役割の解明及び心臓乾燥保存法の開発
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批准号:12F02741
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.22万
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财政年份:2012
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负责人:梨井 康
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依托单位:
マウス移植モデルを用いたキメラ構築による特異的臓器移植免疫寛容誘導の検討
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批准号:10F00830
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2010
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负责人:梨井 康
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依托单位:
移植後免疫寛容の誘導における調節T細胞の役割の解明及び心臓乾燥保存法の開発
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批准号:09F09739
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2009
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负责人:梨井 康
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依托单位:
iPS細胞を用いた制御性樹状細胞への分化誘導および免疫細胞療法の開発に関する研究
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批准号:21659310
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$1.98万
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财政年份:2009
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负责人:梨井 康
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依托单位:
海外基金