ショウジョウバエ学習・記憶異常突然変異体linotteの電気生理学的解析
ショウジョウバエ学習・記憶異常突然変異体linotteの電気生理学的解析
批准号:
08680871
负责人:
小松 明
金额:
$1.22万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
1996
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1996 至 --
中文摘要
本研究の本来の目的である学習・記憶異常突然変異体の電圧固定法による電気生理学的実験は、実験機器の納入時期やソフトウェアーを含めたシステム構築の遅れ(別紙製造会社の詫び状を参照)などから大幅に遅れ、まだ報告するだけの結果が得られていない。旧来からある細胞内電位記録装置によって筋細胞の細胞内記録を行い、神経刺激によって誘発される興奮性接合部電位(EJP)を記録した限りではlinotteと野生型(CS)の間には違いが見いだせなかった。なお、研究目的とは異なるが、現有機器を用いてNaチャネルミュータントの解析を行ったのでここに報告する。Naチャネルをコードする遺伝子paraの温度感受性変異体および野生型の3令幼虫の神経筋標本を用いて神経刺激によって誘発されるEJPを筋細胞から記録し、神経繊維における活動電位の有無を判定した。para^<ts1>では25℃でEJPが発生したが、37℃では完全に消失し、高温下では活動電位が発生しなくなることを示した。para^<ts3>では37℃でブロックされるばあいとされないばあいがあった。しかし、para^<hd838>とCSでは37℃でブロックされなかった。活動電位ブロックの温度感受性はpara^<ts1>>para^<ts3>>para^<hd838>≧CSとなった。この結果は3令幼虫の高温麻痺の温度感受性シリーズ、para^<ts1>>para^<ts3>>para^<hd838>=CS(Tanaka et al.,1997)とほぼ一致する。さらに、高温下でpara^<ts1>にKチャネル阻害剤のTEA(10-20mM)を投与したところ自発性の神経発火によるものとみられるEJPが現れた。また神経刺激による誘発EJPも1例で観察された。すなわち、活動電位の温度感受性ブロックはTEAによって回復した。この結果は、paraではNaチャネルの密度が小さくなっているのでNaチャネルとKチャネルのバランスが崩れ、その結果高温麻痺が起こるという仮説(O'Dowd et al.,1989)を支持するものである。なおpara^<hd838>は幼虫では高温麻痺が全く起こらないが成虫では全ての個体が高温麻痺を起こすという(Tanaka et al.,1997)。このことは幼虫と成虫とでは異なった転写物が作られ、それが発生ステージによる高温麻痺の違いをもたらすものと考えられる。
英文摘要
本研究の本来の目的である学習・記憶異常突然変異体の電圧固定法による電気生理学的実験は、実験機器の納入時期やソフトウェアーを含めたシステム構築の遅れ(別紙製造会社の詫び状を参照)などから大幅に遅れ、まだ報告するだけの結果が得られていない。旧来からある細胞内電位記録装置によって筋細胞の細胞内記録を行い、神経刺激によって誘発される興奮性接合部電位(EJP)を記録した限りではlinotteと野生型(CS)の間には違いが見いだせなかった。なお、研究目的とは異なるが、現有機器を用いてNaチャネルミュータントの解析を行ったのでここに報告する。Naチャネルをコードする遺伝子paraの温度感受性変異体および野生型の3令幼虫の神経筋標本を用いて神経刺激によって誘発されるEJPを筋細胞から記録し、神経繊維における活動電位の有無を判定した。para^<ts1>では25℃でEJPが発生したが、37℃では完全に消失し、高温下では活動電位が発生しなくなることを示した。para^<ts3>では37℃でブロックされるばあいとされないばあいがあった。しかし、para^<hd838>とCSでは37℃でブロックされなかった。活動電位ブロックの温度感受性はpara^<ts1>>para^<ts3>>para^<hd838>≧CSとなった。この結果は3令幼虫の高温麻痺の温度感受性シリーズ、para^<ts1>>para^<ts3>>para^<hd838>=CS(Tanaka et al.,1997)とほぼ一致する。さらに、高温下でpara^<ts1>にKチャネル阻害剤のTEA(10-20mM)を投与したところ自発性の神経発火によるものとみられるEJPが現れた。また神経刺激による誘発EJPも1例で観察された。すなわち、活動電位の温度感受性ブロックはTEAによって回復した。この結果は、paraではNaチャネルの密度が小さくなっているのでNaチャネルとKチャネルのバランスが崩れ、その結果高温麻痺が起こるという仮説(O'Dowd et al.,1989)を支持するものである。なおpara^<hd838>は幼虫では高温麻痺が全く起こらないが成虫では全ての個体が高温麻痺を起こすという(Tanaka et al.,1997)。このことは幼虫と成虫とでは異なった転写物が作られ、それが発生ステージによる高温麻痺の違いをもたらすものと考えられる。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
小松明・町山悦子: "エンハンサートラップ法を用いたキイロショウジョウバエの中枢神経系における遺伝子発現パターンの解析" 東女医大誌. 67(印刷中). (1997)
Akira Komatsu 和 Etsuko Machiyama:“使用增强子捕获法分析果蝇中枢神经系统的基因表达模式”,东女子医科大学学报 67(出版中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Yamamoto D.et.al.: "Genetic dissection of sexual behavior in Drosophila melanogaster" Annu.Rev.Entomol.42. 551-585 (1997)
Yamamoto D.et.al.:“果蝇性行为的基因解剖”Annu.Rev.Entomol.42。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
昆虫の新しい神経伝達物質―受容体系の同定とその性質の解明
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批准号:12048222
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$3.84万
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财政年份:2000
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负责人:小松 明
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依托单位:
Drosophilaの同定細胞を用いたKチャネルの研究
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批准号:07640913
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1995
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负责人:小松 明
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依托单位:
ショウジョウバエ突然変異を用いたイオン・チャネルの研究
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批准号:01639508
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.6万
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财政年份:1989
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负责人:小松 明
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依托单位:
ゴキブリ腹部神経筋内呼吸性ニューロンの電気生理学的・組織学的研究
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批准号:X00210----174250
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.19万
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财政年份:1976
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负责人:小松 明
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依托单位:
海外基金