酵母のHOG-MAPキナーゼカスケードによる細胞周期調節機構の解析
酵母のHOG-MAPキナーゼカスケードによる細胞周期調節機構の解析
批准号:
11760060
负责人:
井上 善晴
金额:
$1.47万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1999
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1999 至 2000
中文摘要
出芽酵母のHOG-MAPキナーゼカスケードを構成するHOG1遺伝子やPBS2遺伝子破壊株の示すカルシウム感受性をマルチコピーで抑圧することのできる遺伝子断片を含むいくつかのプラスミドを単離したが、それらを再度、別途構築したhog1 Δ、pbs2 Δ株に導入しカルシウム感受性を検討した結果、再現性を確認することができなかった。その原因については不明である。一方、HOG-MAPキナーゼ系の下流で機能する遺伝子のクローニングを行ったところ、2-デオキシグルコース-6-リン酸ホスファターゼをコードするDOG2遺伝子を取得した。本遺伝子の発現は、浸透圧ストレスのみならず、酸化的ストレスやグルコース飢餓にも応答して発現誘導された。発現制御機構の詳細な解析から、本遺伝子の発現はSer/Thrキナーゼの一つであるSnf1キナーゼと、MAPキナーゼであるHog1、あるいはMAPキナーゼキナーゼであるPbs2によって協調的に制御されていることを明らかにした。とくに興味深い点は、従来、浸透圧ストレスのみを伝えると考えられてきたHOG-MAPキナーゼ系が、酸化的ストレスをもシグナル伝達し得ることを明らかにした点である。分裂酵母のMAPキナーゼ系(あるいはstress-activated protein kinase系ともいう)は、種々のストレスをシグナル伝達するとともに、細胞周期の制御にも深く関わっていることが知られている。一方、出芽酵母を過酸化水素やスーパーオキシドラジカル発生剤で処理すると、特異的な細胞周期の停止が起こることが報告されている。今回、DOG2遺伝子の発現制御機構の解析を通してHOG-MAPキナーゼ系が酸化的ストレスをもシグナル伝達することができることを明らかにしたことから、本MAPキナーゼ系と細胞周期の研究がより進展することが期待される。
英文摘要
出芽酵母のHOG-MAPキナーゼカスケードを構成するHOG1遺伝子やPBS2遺伝子破壊株の示すカルシウム感受性をマルチコピーで抑圧することのできる遺伝子断片を含むいくつかのプラスミドを単離したが、それらを再度、別途構築したhog1 Δ、pbs2 Δ株に導入しカルシウム感受性を検討した結果、再現性を確認することができなかった。その原因については不明である。一方、HOG-MAPキナーゼ系の下流で機能する遺伝子のクローニングを行ったところ、2-デオキシグルコース-6-リン酸ホスファターゼをコードするDOG2遺伝子を取得した。本遺伝子の発現は、浸透圧ストレスのみならず、酸化的ストレスやグルコース飢餓にも応答して発現誘導された。発現制御機構の詳細な解析から、本遺伝子の発現はSer/Thrキナーゼの一つであるSnf1キナーゼと、MAPキナーゼであるHog1、あるいはMAPキナーゼキナーゼであるPbs2によって協調的に制御されていることを明らかにした。とくに興味深い点は、従来、浸透圧ストレスのみを伝えると考えられてきたHOG-MAPキナーゼ系が、酸化的ストレスをもシグナル伝達し得ることを明らかにした点である。分裂酵母のMAPキナーゼ系(あるいはstress-activated protein kinase系ともいう)は、種々のストレスをシグナル伝達するとともに、細胞周期の制御にも深く関わっていることが知られている。一方、出芽酵母を過酸化水素やスーパーオキシドラジカル発生剤で処理すると、特異的な細胞周期の停止が起こることが報告されている。今回、DOG2遺伝子の発現制御機構の解析を通してHOG-MAPキナーゼ系が酸化的ストレスをもシグナル伝達することができることを明らかにしたことから、本MAPキナーゼ系と細胞周期の研究がより進展することが期待される。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
井上善晴: "Saccharomyces cerevisiaeのストレス応答におけるグルタチオン代謝の遺伝生化学的研究"日本農芸化学会誌. 73(10). 1013-1021 (1999)
Yoshiharu Inoue:“酿酒酵母应激反应中谷胱甘肽代谢的遗传和生化研究”日本农业化学学会杂志 73(10) (1999)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Y.Tsujimoto,S.Izawa,and Y.Inoue: "Cooperative regulation of DOG2 encoding 2-deoxyglucose-6-phosphate phosphatase by Snf1 kinase and high-osmolarity glycerol-mitogen-activated protein kinase cascade in stress response of Saccharomyces cerevisiae."Journal o
Y.Tsujimoto、S.Izawa 和 Y.Inoue:“Snf1 激酶和高渗透压甘油丝裂原激活蛋白激酶级联在酿酒酵母应激反应中协同调节编码 2-脱氧葡萄糖-6-磷酸磷酸酶的 DOG2。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Yoshiharu Inoue,Akira Kimura.: "Glycolytic-methylglyoxal pathway.Molecular evolution and stress response of glyoxalase I in Saccharomyces cerevisiae"Proc.Japan Acad.. 75B(6). 127-132 (1999)
Yoshiharu Inoue,Akira Kimura.:“糖酵解-甲基乙二醛途径。酿酒酵母中乙二醛酶 I 的分子进化和应激反应”Proc.Japan Acad.. 75B(6)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
核はなぜ球なのか?:細胞核形態のダイナミズムと生理機能の合目的性の探索
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批准号:21K19079
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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资助金额:$4.16万
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财政年份:2021
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负责人:井上 善晴
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依托单位:
細胞膜と細胞外構造体の協調的相互作用によるTORC2シグナルの活性制御モデル
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批准号:21H02103
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.15万
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财政年份:2021
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负责人:井上 善晴
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依托单位:
酵母のグリオキサラーゼI遺伝子の分子進化とストレス応答機構の解析
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批准号:09760084
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.22万
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财政年份:1997
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负责人:井上 善晴
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依托单位:
Snyder libraryによる酵母の環境ストレス応答性遺伝子の単離と機能解析
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批准号:08760081
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.7万
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财政年份:1996
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负责人:井上 善晴
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依托单位:
酵母と老化と活性酸素によるミトコンドリアDNAの損傷に及ぼすグルタチオンの影響
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批准号:07760087
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:井上 善晴
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依托单位:
出芽酵母の性因子刺激応答とグリオキサラーゼIリン酸化機構の解析
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批准号:03856027
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1991
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负责人:井上 善晴
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依托单位:
DNA結合タンパク質による酵母グリオキサラーゼI遺伝子の転写活性化機構の解析
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批准号:02856028
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1990
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负责人:井上 善晴
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依托单位:
酵母グリオキサラーゼI遺伝子の発現制御機構の解明
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批准号:01760091
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1989
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负责人:井上 善晴
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依托单位:
海外基金