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冬季貯食動物「ナキウサギ」を用いた摂食・貯食調節機構の解明

冬季貯食動物「ナキウサギ」を用いた摂食・貯食調節機構の解明
利用冬季食物储存动物“鼠兔”阐明饲养和储存调节机制
批准号:
17659068
负责人:
松本 孝朗
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
寒冷地に生息する小動物の多くは冬眠して厳しい冬を越すが、ナキウサギは冬眠せずに、巣内にエサ(植物)を貯えて冬を越す(貯食行動)という非常にユニークな寒冷適応特性を示す。ナキウサギが貯食行動を起こす自然のキューとして、日照時間や気温が想定されるが、不明である。実験室飼育下のナキウサギを用いて日照時間や気温の摂食・貯食行動への影響を明らかにすることを本研究の目的とした。ナキウサギの飼育維持と繁殖に努めたが、残念ながら、今年度の繁殖数は0に終わった(一昨年の繁殖実績25、昨年10)。そのため、当初の計画通りの研究は必ずしも実施出来なかった。まず、昨年度の実験、1)絶食実験、2)常暗実験を追加し、データの補間に努めた。その結果、ナキウサギの絶食1日当たりの体重減少率はラット、ハムスターに比べて有意に大であった。また、常暗環境下ではナキウサギの摂食が亢進することが示唆された。一方、研究協力者の協力を得て、ナキウサギの寒冷適応に重要な役割を果たすと考えられる褐色脂肪組織の組織学的、生化学的解析、褐色脂肪組織における脱共役タンパク質(UCP1)mRNAの発現について検討した。その結果、温暖飼育したナキウサギの褐色脂肪組織は白色脂肪組織と見分けが付きにくいほど白色化しており、電顕による観察でも大きな脂肪滴のみで、細胞質はほとんど見られなかった。寒冷暴露により細胞が小型化し、細胞質の増加が見られた。すべての個体で褐色脂肪組織にUCP1mRNAの発現が確認され、寒冷暴露により発現が強まる傾向が見られた。UCP1mRNAの塩基配列の部分的解析の結果、ナキウサギUCP1はウサギUCP1と最も相同性が高く、近縁であることが確認された。繁殖の不成功のため、当初の研究目的を十分には達成できなかったが、ナキウサギの寒冷適応について、特に、褐色脂肪組織についての興味深い新知見を得ることが出来た。
英文摘要
寒冷地に生息する小動物の多くは冬眠して厳しい冬を越すが、ナキウサギは冬眠せずに、巣内にエサ(植物)を貯えて冬を越す(貯食行動)という非常にユニークな寒冷適応特性を示す。ナキウサギが貯食行動を起こす自然のキューとして、日照時間や気温が想定されるが、不明である。実験室飼育下のナキウサギを用いて日照時間や気温の摂食・貯食行動への影響を明らかにすることを本研究の目的とした。ナキウサギの飼育維持と繁殖に努めたが、残念ながら、今年度の繁殖数は0に終わった(一昨年の繁殖実績25、昨年10)。そのため、当初の計画通りの研究は必ずしも実施出来なかった。まず、昨年度の実験、1)絶食実験、2)常暗実験を追加し、データの補間に努めた。その結果、ナキウサギの絶食1日当たりの体重減少率はラット、ハムスターに比べて有意に大であった。また、常暗環境下ではナキウサギの摂食が亢進することが示唆された。一方、研究協力者の協力を得て、ナキウサギの寒冷適応に重要な役割を果たすと考えられる褐色脂肪組織の組織学的、生化学的解析、褐色脂肪組織における脱共役タンパク質(UCP1)mRNAの発現について検討した。その結果、温暖飼育したナキウサギの褐色脂肪組織は白色脂肪組織と見分けが付きにくいほど白色化しており、電顕による観察でも大きな脂肪滴のみで、細胞質はほとんど見られなかった。寒冷暴露により細胞が小型化し、細胞質の増加が見られた。すべての個体で褐色脂肪組織にUCP1mRNAの発現が確認され、寒冷暴露により発現が強まる傾向が見られた。UCP1mRNAの塩基配列の部分的解析の結果、ナキウサギUCP1はウサギUCP1と最も相同性が高く、近縁であることが確認された。繁殖の不成功のため、当初の研究目的を十分には達成できなかったが、ナキウサギの寒冷適応について、特に、褐色脂肪組織についての興味深い新知見を得ることが出来た。
期刊论文(11)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Physiology and ecology of the pika (Ochotona) high altitude- and cold-adapted animal.
鼠兔(Ochotona)高海拔和寒冷适应动物的生理学和生态学。
DOI: --
发表时间: 2005
期刊: Jpn J Physiol 55・S
影响因子: --
作者: [Matsumoto T, et al.]
通讯作者: et al.
DOI: 10.1007/s00424-006-0098-x
发表时间: 2006-10-01
期刊: PFLUGERS ARCHIV-EUROPEAN JOURNAL OF PHYSIOLOGY
影响因子: 4.5
作者: [Bae, Jun-Sang, Lee, Jeong-Beom, Yang, Hun-Mo]
通讯作者: Yang, Hun-Mo
ナキウサギ褐色脂肪組織における脱共役タンパクの発現
鼠兔棕色脂肪组织中解偶联蛋白的表达
DOI: --
发表时间: 2006
期刊: 日生気誌 43・3
影响因子: --
作者: [八幡剛浩, 他]
通讯作者:
DOI: --
发表时间: 2006
期刊: The 8^<th> International Congress of Physiological Anthropology Abstracts Book
影响因子: --
作者: [Matsumoto T, et al.]
通讯作者: et al.
11
    発汗と能動的皮膚血管拡張の相互連関の神経性機序におけるNOと血管拡張性ペプチドの役割
    • 批准号:
      02F00525
    • 项目类别:
      Grant-in-Aid for JSPS Fellows
    • 资助金额:
      $0.96万
    • 财政年份:
      2002
    • 负责人:
      松本 孝朗
    • 依托单位:
    温度感受性変異株細胞を用いた温熱耐性とストレス蛋白誘導の分子生物学的研究
    • 批准号:
      07857006
    • 项目类别:
      Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
    • 资助金额:
      $0.58万
    • 财政年份:
      1995
    • 负责人:
      松本 孝朗
    • 依托单位:
    温度感受性変異株tsFT101細胞の温熱耐性および熱ショック蛋白誘導の解析
    • 批准号:
      06857008
    • 项目类别:
      Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
    • 资助金额:
      $0.77万
    • 财政年份:
      1994
    • 负责人:
      松本 孝朗
    • 依托单位:
    培養細胞系におけるIL-1によるHSP誘導の分子生物学的研究
    • 批准号:
      05857008
    • 项目类别:
      Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
    • 资助金额:
      $0.58万
    • 财政年份:
      1993
    • 负责人:
      松本 孝朗
    • 依托单位:
    海外基金