ヘパラナーゼによる糖鎖プロセシングの可視化と免疫細胞の機能調節における役割の解明
ヘパラナーゼによる糖鎖プロセシングの可視化と免疫細胞の機能調節における役割の解明
批准号:
19659012
负责人:
東 伸昭
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2008
中文摘要
本研究課題ではヘパラン硫酸・ヘパリンという硫酸化多糖を対象として、エンド型グリコシダーゼによるこの多糖の限定切断や低分子化を可視化すること、硫酸化多糖と相互作用する分子や細胞の機能が限定切断に伴い調節を受ける機構を解明すること、の2点について、免疫細胞を対象に検討を行ってきた。マスト細胞で生じるヘパリン低分子化は穎粒内物質の生理活性変化を伴う「プロセシング」と考えられることを平成19年度に報告した。 20年度はこれをふまえ、ヘパリン低分子化に伴うマスト細胞の機能変化を広く検討した。顆粒内にヘパリンを蓄積し、かつヘパラナーゼを微弱に発現するマスト細胞株MSTにヘパラナーゼ遺伝子を導入することにより、生体内の結合組織型マスト細胞と同レベルのヘパラナーゼを発現する遺伝子導入株の作製に成功した。この細胞は脱顆粒の閾値、ヒスタミン、ヘキソサミニダーゼの放出量についてモック細胞との間に明確な差を示さなかった。一方、可溶化物が示す高分子基質(フィブロネクチン)の切断活性はペパラナーゼ遺伝子導入株で亢進した。脱顆粒時に放出されるヘパリンを顆粒内蓄積量と考え、これを2つの方法で測定した。代謝標識したヘパリンの放射活性による定量ではヘパラナーゼ遺伝子導入株の方が20%程度高かったが、ウロン酸総量の定量では逆に30%程度少ないという予想外の結果を得た。ヘパラナーゼ遺伝子導入株の顆粒内では生合成されて間もないヘパリンの割合が多い、すなわち顆粒内ヘパリンのターンオーバーが早いものと解釈される。ヘパリン以外の顆粒内生理活性物質について、その細胞内局在と寿命を変化させる可能性がある。
英文摘要
本研究課題ではヘパラン硫酸・ヘパリンという硫酸化多糖を対象として、エンド型グリコシダーゼによるこの多糖の限定切断や低分子化を可視化すること、硫酸化多糖と相互作用する分子や細胞の機能が限定切断に伴い調節を受ける機構を解明すること、の2点について、免疫細胞を対象に検討を行ってきた。マスト細胞で生じるヘパリン低分子化は穎粒内物質の生理活性変化を伴う「プロセシング」と考えられることを平成19年度に報告した。 20年度はこれをふまえ、ヘパリン低分子化に伴うマスト細胞の機能変化を広く検討した。顆粒内にヘパリンを蓄積し、かつヘパラナーゼを微弱に発現するマスト細胞株MSTにヘパラナーゼ遺伝子を導入することにより、生体内の結合組織型マスト細胞と同レベルのヘパラナーゼを発現する遺伝子導入株の作製に成功した。この細胞は脱顆粒の閾値、ヒスタミン、ヘキソサミニダーゼの放出量についてモック細胞との間に明確な差を示さなかった。一方、可溶化物が示す高分子基質(フィブロネクチン)の切断活性はペパラナーゼ遺伝子導入株で亢進した。脱顆粒時に放出されるヘパリンを顆粒内蓄積量と考え、これを2つの方法で測定した。代謝標識したヘパリンの放射活性による定量ではヘパラナーゼ遺伝子導入株の方が20%程度高かったが、ウロン酸総量の定量では逆に30%程度少ないという予想外の結果を得た。ヘパラナーゼ遺伝子導入株の顆粒内では生合成されて間もないヘパリンの割合が多い、すなわち顆粒内ヘパリンのターンオーバーが早いものと解釈される。ヘパリン以外の顆粒内生理活性物質について、その細胞内局在と寿命を変化させる可能性がある。
期刊论文(22)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
ヘパラナーゼを介した免疫細胞の機能調節
通过乙酰肝素酶调节免疫细胞功能
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
Pharma Vision News 11
影响因子:
--
作者:
[Komatsu, et. al., 東 伸昭]
通讯作者:
東 伸昭
ヘパラナーゼを介した免疫細胞の機能調節(受賞講演)
通过乙酰肝素酶调节免疫细胞功能(获奖讲座)
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[野寺 快明, 他, 東 伸昭]
通讯作者:
東 伸昭
マウス好中球亜集団におけるヘパラナーゼmRNA及び蛋白質の発現と細胞内局在
小鼠中性粒细胞亚群中乙酰肝素酶 mRNA 和蛋白的表达和亚细胞定位
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[須江 真由美, 他]
通讯作者:
他
ヘパラナーゼによるマスト細胞内ヘパリンのプロセシングと活性調節
乙酰肝素酶对肥大细胞中肝素的加工和活性调节
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[脇 紀彦, 他]
通讯作者:
他
ヘパラナーゼの分子種を見分ける抗ヘパラナーゼモノクローナル抗体の確立
区分乙酰肝素酶分子种类的抗乙酰肝素酶单克隆抗体的建立
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[東 伸昭, 他]
通讯作者:
他
共 22 条
Design of heparanase inhibitors focusing on molecular bending and competitive interaction: aiming to suppress skin inflammatory diseases
-
批准号:22K06587
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$2.58万
-
财政年份:2022
-
负责人:東 伸昭
-
依托单位:
ヘパラナーゼの局在化によるヘパラン硫酸分解活性の制御と生体内の細胞交通の制御
-
批准号:17046002
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$3.07万
-
财政年份:2005
-
负责人:東 伸昭
-
依托单位:
ヘパラナーゼの局在化による機能調節:マクロファージ及び類縁細胞における役割
-
批准号:15040206
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$1.98万
-
财政年份:2003
-
负责人:東 伸昭
-
依托单位:
海外基金