前周期遷移金属の反応特性を活用した新しい触媒反応原理の確立と応用
前周期遷移金属の反応特性を活用した新しい触媒反応原理の確立と応用
批准号:
01J01217
负责人:
新居 真輔
金额:
$1.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2003
中文摘要
前周期遷移金属は、後周期遷移金属に見られない特異な反応性を有しており、その機能を発現させる新触媒系の創出、ならびにその合成化学的応用面の開拓は重要な研究分野のひとつである。申請者は、チタノセンのアート型錯体からの一電子移動を鍵過程とする新規触媒系を見出し、アルキルブロミド由来のアルキル基を2つオレフィンに導入するダブルアルキル化反応やアルキルブロミドとクロロシランをそれぞれアルキル化剤、シリル化剤として用いるオレフィン類やジエン類のカルボシリル化反応などを報告している。本年度は、このチタノセンアート型錯体を活性種とする新規触媒反応系の創出を目的として種々検討を行ったところ、チタノセン触媒およびブチルグリニャール試薬存在下、アリールクロリド・アリールブロミドをアリール化剤として用いることによってオレフィン類やジエン類に対してハライド由来のアリール基とグリニャール試薬由来のマグネシウムが付加するアリールマグネシウム化反応が効率よく進行することを見出した。この反応は、オレフィン類やジエン類に異なる2種類の官能基を導入する手法として有機合成化学上、有用な反応であると考えられる。一方、チタノセン触媒とブチルグリニャール試薬存在下、アリルエーテルとクロロシランを用いた反応を低温下で行ったところ、アリルシランが効率よく得られることを見出した。この反応の機構に関して検討を行った結果、アリルエーテルの2価チタン錯体への酸化的付加を経て反応が進行していることを明らかにした。さらに本反応が、アリルエーテルの極性転換手法として合成化学的に有用であることも明らかにした。
英文摘要
前周期遷移金属は、後周期遷移金属に見られない特異な反応性を有しており、その機能を発現させる新触媒系の創出、ならびにその合成化学的応用面の開拓は重要な研究分野のひとつである。申請者は、チタノセンのアート型錯体からの一電子移動を鍵過程とする新規触媒系を見出し、アルキルブロミド由来のアルキル基を2つオレフィンに導入するダブルアルキル化反応やアルキルブロミドとクロロシランをそれぞれアルキル化剤、シリル化剤として用いるオレフィン類やジエン類のカルボシリル化反応などを報告している。本年度は、このチタノセンアート型錯体を活性種とする新規触媒反応系の創出を目的として種々検討を行ったところ、チタノセン触媒およびブチルグリニャール試薬存在下、アリールクロリド・アリールブロミドをアリール化剤として用いることによってオレフィン類やジエン類に対してハライド由来のアリール基とグリニャール試薬由来のマグネシウムが付加するアリールマグネシウム化反応が効率よく進行することを見出した。この反応は、オレフィン類やジエン類に異なる2種類の官能基を導入する手法として有機合成化学上、有用な反応であると考えられる。一方、チタノセン触媒とブチルグリニャール試薬存在下、アリルエーテルとクロロシランを用いた反応を低温下で行ったところ、アリルシランが効率よく得られることを見出した。この反応の機構に関して検討を行った結果、アリルエーテルの2価チタン錯体への酸化的付加を経て反応が進行していることを明らかにした。さらに本反応が、アリルエーテルの極性転換手法として合成化学的に有用であることも明らかにした。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
新居 真輔: "Titanocene-Catalyzed Formation of Allylsilanes from Allyl Ethers and Chlorosilanes"Tetrahedron Letter. 45・8. 1699-1702 (2004)
Shinsuke Arai:“二茂钛催化烯丙基醚和氯硅烷形成烯丙基硅烷”Tetrahedron Letter 45・8 (2004)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
新居 真輔: "Titanocene-Catalyzed Regioselective Carbomagnesation of Alkenes and Dienes"The Journal of Organic Chemistry. 69・2. 573-576 (2004)
Shinsuke Arai:“二茂钛催化烯烃和二烯的区域选择性碳镁化”有机化学杂志 69・2(2004 年)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
海外基金