日本語の接触場面における第1言語話者のコミュニケーション・ストラテジー
日本語の接触場面における第1言語話者のコミュニケーション・ストラテジー
批准号:
13780164
负责人:
義永 美央子
金额:
$1.34万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2002
中文摘要
本研究は、日本語第1言語話者と第2言語話者の接触場面会話において、コミュニケーション・ストラテジーの一つである修復に注目し、修復という言語活動が協働的に構築される過程の一端を明確化したものである。本研究では理論的・方法論的な枠組みとして、協働的構築および会話分析を採用した。これにより、従来の研究においては指示的意味の効果的な伝達という側面に矮小化されるきらいのあった修復を、会話参与者の間主観性を増大させ、相互行為を首尾よく達成させるためのリソースの一つとして位置づけることが可能になった。具体的な知見としては以下のような点があげられる。1.自己開始修復および他者開始修復を微視的に記述し、何らかの問題をきっかけとする修復開始の方法、および、実際の修復方法を整理・分類した。また修復の達成過程およびそれに影響を与えるコンテクストについて考察した結果、修復のあり方は話者個人の内的な認知過程によってのみ決定されるのではなく、話し手と聞き手の協同作業を通じ、非言語行動や話者間の関係性の保持といった言語外的な要素とも関連しながら達成されていくことが明らかになった。2.修復の遂行により構築されるコンテクストについて、特に参与者のアイデンティティの問題を中心として考察した結果、修復が参与者の第1言語話者性・第2言語話者性の前景化のみならず、両者の役割関係の転換や第1言語話者・第2言語話者以外のアイデンティティの構築、常識的なカテゴリー付随活動に対する異議申し立てのためにも機能することが示された。これらの知見は、修復という言語活動が非言語的・パラ言語的要素も含めて巧みにデザインされていること、相互行為という大きなコンテクストに埋め込まれていると同時に、相互行為を達成するためのリソースの一つでもあることを裏付けるものである。
英文摘要
本研究は、日本語第1言語話者と第2言語話者の接触場面会話において、コミュニケーション・ストラテジーの一つである修復に注目し、修復という言語活動が協働的に構築される過程の一端を明確化したものである。本研究では理論的・方法論的な枠組みとして、協働的構築および会話分析を採用した。これにより、従来の研究においては指示的意味の効果的な伝達という側面に矮小化されるきらいのあった修復を、会話参与者の間主観性を増大させ、相互行為を首尾よく達成させるためのリソースの一つとして位置づけることが可能になった。具体的な知見としては以下のような点があげられる。1.自己開始修復および他者開始修復を微視的に記述し、何らかの問題をきっかけとする修復開始の方法、および、実際の修復方法を整理・分類した。また修復の達成過程およびそれに影響を与えるコンテクストについて考察した結果、修復のあり方は話者個人の内的な認知過程によってのみ決定されるのではなく、話し手と聞き手の協同作業を通じ、非言語行動や話者間の関係性の保持といった言語外的な要素とも関連しながら達成されていくことが明らかになった。2.修復の遂行により構築されるコンテクストについて、特に参与者のアイデンティティの問題を中心として考察した結果、修復が参与者の第1言語話者性・第2言語話者性の前景化のみならず、両者の役割関係の転換や第1言語話者・第2言語話者以外のアイデンティティの構築、常識的なカテゴリー付随活動に対する異議申し立てのためにも機能することが示された。これらの知見は、修復という言語活動が非言語的・パラ言語的要素も含めて巧みにデザインされていること、相互行為という大きなコンテクストに埋め込まれていると同時に、相互行為を達成するためのリソースの一つでもあることを裏付けるものである。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
義永(大平)美央子: "相互行為のリソースとしての修復-日本語の接触場面における会話の分析から-"大阪大学大学院言語文化研究科博士学位論文. 222 (2002)
吉永美绪子(Ohira):“修复作为互动的资源 - 从日本接触情境中的对话分析 -”博士论文,大阪大学语言文化研究生院 222(2002)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
義永(大平)美央子: "接触場面の協働的構築"言語文化共同研究プロジェクト2002『批判的社会言語学の諸相』(大阪大学言語文化部・大学院言語文化研究科). (印刷中). (2003)
吉永美绪子(Ohira):“接触场景的协作构建”语言和文化联合研究项目2002年“批判社会语言学的方面”(大阪大学语言和文化学院/语言和文化研究生院)(2003年出版)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
大平未央子: "日本語のフォリナー・ライティングにおける社会言語的調整 -ネイティブ・ライティングとの比較および調整のメカニズム-"言語文化研究. 第28号. 211-228 (2002)
大平美绪子:《日语外国写作中的社会语言调整——与母语写作的比较及调整机制》《语言与文化研究》第28期。211-228(2002)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Fostering autonomy for language learning in SALC as a community of practice
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批准号:23K00607
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2023
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负责人:義永 美央子
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依托单位:
大学における日本語自律学習支援者養成プログラムの開発
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批准号:19K00708
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2019
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负责人:義永 美央子
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依托单位:
海外基金