病原性コアラレトロウイルスの解明と制御へ向けての基礎研究
病原性コアラレトロウイルスの解明と制御へ向けての基礎研究
批准号:
22658094
负责人:
宮沢 孝幸
金额:
$1.39万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
レトロウイルスはゲノムに組み込まれるという性質をもっており、ほ乳類のゲノムには意味のある遺伝子の何倍もの分量の「レトロウイルス」が生まれながらにして組み込まれている。この宿主のゲノムに入り込み宿主と同化したウイルスのことを内在性レトロウイルスと呼ぶ。ほ乳類のゲノムでは、遺伝子の占める割合がわずか2%程度である一方で、内在性レトロウイルスの配列が占める割合は約10%と非常に高い。最近の研究により、内在性レトロウイルスが、胎盤の形成や病原性ウイルスの防御に関わっていることが明らかになってきた。このことは、ほ乳類は生理学的機能の進化のためにレトロウイルスを積極的に取り込み(内在化)、利用してきたことを意味する。ところがコアラレトロウイルス(KoRV)は内在性レトロウイルスでありながら、病原性を保持しており、白血病や免疫不全などを引き起こしている。本研究では、KoRVを遺伝学的ならびに生物学的に解析し、病原性をもつ型(サブタイプ)を明らかにするとともに、KoRVの増殖を抑える抗ウイルス薬の探索を行うことを目的とした。本年度はこれまでの研究結果をもとに性質の異なるKoRVの感染性遺伝子クローンを作出した。それぞれの型に特異的なプライマーを設計し、忠実度の高いPCR用ポリメラーゼを用いてKoRV全長のcDNAを得た。得られたcDNAの塩基配列を決定しPCRによるエラーがないことを確認した後、ゲノムの両側にLTRをもつ感染性遺伝子クローンの形に組み直した。感染性遺伝子クローンのプラスミドをKoRVに感受性の細胞にトランスフェクトし、逆転写酵素活性、LacZマーカーレスキューアッセイ、イムノブロット法にて感染性を確認したところ、野生株と同様の感染性が確認できた。興味深いことにクローニングした感染性クローン由来のウイルスは、HEK293細胞では増殖したが、TE671細胞では増殖しなかった。
英文摘要
レトロウイルスはゲノムに組み込まれるという性質をもっており、ほ乳類のゲノムには意味のある遺伝子の何倍もの分量の「レトロウイルス」が生まれながらにして組み込まれている。この宿主のゲノムに入り込み宿主と同化したウイルスのことを内在性レトロウイルスと呼ぶ。ほ乳類のゲノムでは、遺伝子の占める割合がわずか2%程度である一方で、内在性レトロウイルスの配列が占める割合は約10%と非常に高い。最近の研究により、内在性レトロウイルスが、胎盤の形成や病原性ウイルスの防御に関わっていることが明らかになってきた。このことは、ほ乳類は生理学的機能の進化のためにレトロウイルスを積極的に取り込み(内在化)、利用してきたことを意味する。ところがコアラレトロウイルス(KoRV)は内在性レトロウイルスでありながら、病原性を保持しており、白血病や免疫不全などを引き起こしている。本研究では、KoRVを遺伝学的ならびに生物学的に解析し、病原性をもつ型(サブタイプ)を明らかにするとともに、KoRVの増殖を抑える抗ウイルス薬の探索を行うことを目的とした。本年度はこれまでの研究結果をもとに性質の異なるKoRVの感染性遺伝子クローンを作出した。それぞれの型に特異的なプライマーを設計し、忠実度の高いPCR用ポリメラーゼを用いてKoRV全長のcDNAを得た。得られたcDNAの塩基配列を決定しPCRによるエラーがないことを確認した後、ゲノムの両側にLTRをもつ感染性遺伝子クローンの形に組み直した。感染性遺伝子クローンのプラスミドをKoRVに感受性の細胞にトランスフェクトし、逆転写酵素活性、LacZマーカーレスキューアッセイ、イムノブロット法にて感染性を確認したところ、野生株と同様の感染性が確認できた。興味深いことにクローニングした感染性クローン由来のウイルスは、HEK293細胞では増殖したが、TE671細胞では増殖しなかった。
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Identification of a novel koala endogenous retrovirus
新型考拉内源性逆转录病毒的鉴定
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shigeki Hoshino, Takuji Ohata, Tayayuki Shojima, Takayuki Miyazawa]
通讯作者:
Takayuki Miyazawa
コアラレトロウイルスの解析
考拉逆转录病毒分析
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[星野重樹, 宮沢孝幸]
通讯作者:
宮沢孝幸
DOI:
10.1292/jvms.10-0250
发表时间:
2011-01-01
期刊:
JOURNAL OF VETERINARY MEDICAL SCIENCE
影响因子:
1.2
作者:
[Miyazawa, Takayuki, Shojima, Takayuki, Ohata, Takuji]
通讯作者:
Ohata, Takuji
コアラ内在性レトロウイルスの解析
考拉内源性逆转录病毒分析
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[星野重樹, 大畑拓司, 庄嶋貴之, 宮沢孝幸]
通讯作者:
宮沢孝幸
有袋類レトロウイルスを利用した感染抵抗性因子の同定と解析
有袋动物逆转录病毒感染抵抗因子的鉴定和分析
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[星野重樹, 宮沢孝幸]
通讯作者:
宮沢孝幸
Studies on anti-tumor potential of symbiotic retroviruses and their therapeutic applications
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批准号:20H03150
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.32万
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财政年份:2020
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负责人:宮沢 孝幸
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依托单位:
ネコ免疫不全ウイルスの感染増殖機構の解明
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批准号:21380180
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$9.73万
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财政年份:2009
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负责人:宮沢 孝幸
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依托单位:
ファージディスプレイ法を用いたネコ免疫不全ウイルスのレセプター群の解析
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批准号:13760220
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2001
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负责人:宮沢 孝幸
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依托单位:
内在性ネコ白血病ウイルスを用いたネコ免疫不全ウイルスの感染防御に関する研究
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批准号:09760288
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.54万
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财政年份:1997
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负责人:宮沢 孝幸
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依托单位:
海外基金