味覚修飾タンパク質クルクリンの機能発現メカニズムの解明とその応用
味覚修飾タンパク質クルクリンの機能発現メカニズムの解明とその応用
批准号:
17651126
负责人:
加藤 晃一
金额:
$1.98万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
クルクリンは甘味タンパク質であると同時に酸味を甘く感じさせる味覚修飾活性を有するタンパク質であり、相同性の高い2つのサブユニット(クルクリン1およびクルクリン2)からなるヘテロダイマーとして活性を発現する。ヘテロダイマーとクルクリン1ホモダイマーの立体構造を比較した結果、主鎖構造の違いはC末端付近のループのみであり、それ以外の部分のr.m.s.d.は0.54Åと計算され、両者はほぼ同じ立体構造を形成していた。またNMRによる動的構造解析からC末端付近のループが高い運動生を有することが明らかとなった。部位特異的変異を導入した変異型クルクリンを作製しその活性を評価した結果、変異により甘味活性および味覚修飾活性がほぼ消失するアミノ酸残基を見出した。この中にはC末端付近のループを形成する残基が含まれており、このループがクルクリンの活性発現に重要なことが明らかとなった。この他、主に甘味活性のみに影響する残基、あるいは味覚修飾活性のみに影響する残基が存在することが判明した。このうち、甘味活性発現に重要な残基をクルクリンの立体構造上に配置すると、それらの残基は分子上の一つの面に局在しており、この面が甘味活性発現に関与すると予想された。一方、甘味活性は保持しているが味覚修飾活性のみが消失するという活性変化をもたらすアミノ酸残基は甘味活生発現に関与する面には含まれていなかった。すなわち、クルクリンの甘味および味覚修飾活性がそれぞれ異なるファルマコフォアを介して発現することが明らかとなった。活性発現に重要と判明した残基が甘味受容体との相互作用部位に含まれるという制限を加味して、クルクリンと甘味受容体とのドッキングモデルを構築した。以上の活性発現に関する構造情報は、クルクリンの甘味および味覚修飾活性発現メカニズムの解明において重要な知見を与えるものである。
英文摘要
クルクリンは甘味タンパク質であると同時に酸味を甘く感じさせる味覚修飾活性を有するタンパク質であり、相同性の高い2つのサブユニット(クルクリン1およびクルクリン2)からなるヘテロダイマーとして活性を発現する。ヘテロダイマーとクルクリン1ホモダイマーの立体構造を比較した結果、主鎖構造の違いはC末端付近のループのみであり、それ以外の部分のr.m.s.d.は0.54Åと計算され、両者はほぼ同じ立体構造を形成していた。またNMRによる動的構造解析からC末端付近のループが高い運動生を有することが明らかとなった。部位特異的変異を導入した変異型クルクリンを作製しその活性を評価した結果、変異により甘味活性および味覚修飾活性がほぼ消失するアミノ酸残基を見出した。この中にはC末端付近のループを形成する残基が含まれており、このループがクルクリンの活性発現に重要なことが明らかとなった。この他、主に甘味活性のみに影響する残基、あるいは味覚修飾活性のみに影響する残基が存在することが判明した。このうち、甘味活性発現に重要な残基をクルクリンの立体構造上に配置すると、それらの残基は分子上の一つの面に局在しており、この面が甘味活性発現に関与すると予想された。一方、甘味活性は保持しているが味覚修飾活性のみが消失するという活性変化をもたらすアミノ酸残基は甘味活生発現に関与する面には含まれていなかった。すなわち、クルクリンの甘味および味覚修飾活性がそれぞれ異なるファルマコフォアを介して発現することが明らかとなった。活性発現に重要と判明した残基が甘味受容体との相互作用部位に含まれるという制限を加味して、クルクリンと甘味受容体とのドッキングモデルを構築した。以上の活性発現に関する構造情報は、クルクリンの甘味および味覚修飾活性発現メカニズムの解明において重要な知見を与えるものである。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
味覚修飾タンパク質クルクリンの構造・機能解析
调味蛋白仙茅素的结构和功能分析
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
バイオサイエンスとインダストリー Vol.64・No.7
影响因子:
--
作者:
[石田 秀治, 木曽 眞, 栗本英治]
通讯作者:
栗本英治
DOI:
10.1073/pnas.0605228103
发表时间:
2006-10-31
期刊:
PROCEEDINGS OF THE NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES OF THE UNITED STATES OF AMERICA
影响因子:
11.1
作者:
[Shiroishi, Mitsunori, Kuroki, Kimiko, Maenaka, Katsumi]
通讯作者:
Maenaka, Katsumi
バイオテクノロジーによる味覚修飾タンパク質クルクリンの産生と甘味料としての応用
生物技术生产矫味蛋白仙茅素及其作为甜味剂的应用
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
化学と工業 第58巻・第7号
影响因子:
--
作者:
[石田 秀治, 木曽 眞, 栗本英治, Shiroishi M., 栗本 英治]
通讯作者:
栗本 英治
糖タンパク質の動的3次元構造の設計原理の解明とバイオ医薬への応用
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批准号:24H00599
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$30.87万
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财政年份:2024
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负责人:加藤 晃一
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依托单位:
機関リポジトリのデモサイトによる利用教育の検証
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批准号:22907037
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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资助金额:$0.36万
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财政年份:2010
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负责人:加藤 晃一
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依托单位:
構造生物学的アプローチによる小胞体関連分解装置の分子認識と作動機構の解明
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批准号:20059030
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.86万
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财政年份:2008
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负责人:加藤 晃一
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依托单位:
糖タンパク質の構造グライコミクスを展開するためのデータベースの拡張と応用
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批准号:16014221
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.47万
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财政年份:2004
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负责人:加藤 晃一
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依托单位:
タンパク質社会における糖鎖の機能解明を目指したNMR構造生物学
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批准号:15032249
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$2.62万
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财政年份:2003
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负责人:加藤 晃一
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依托单位:
糖タンパク質の構造グライコミクスを展開するためのデータベースの構築
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批准号:15014228
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2003
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负责人:加藤 晃一
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依托单位:
免疫グロブリン糖鎖の構造・機能の解明とその抗体工学的応用
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批准号:05771951
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1993
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负责人:加藤 晃一
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依托单位:
核磁気共鳴法による免疫グロブリンのエフェクター機能発動の分子機構の解明
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批准号:04771899
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.7万
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财政年份:1992
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负责人:加藤 晃一
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依托单位:
海外基金