熱ショック転写因子群による遺伝子発現の制御機構の解明

阐明热激转录因子基因表达的控制机制

基本信息

批准号：
18055024
负责人：
中井彰
金额：
$ 5.06万
依托单位：
Yamaguchi University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2007
项目状态：
已结题

项目摘要

熱ショック転写因子(HSFs)は、高等動物においてHSF1、HSF2、そしてHSF4の少なくとも3つ存在している。HSF群は、熱ショック蛋白質遺伝子の上流に存在する熱ショックエレメント(HSE)を認識し転写を制御し、そのHSE配列はnGAAn(nは任意の塩基)を1ユニットとして3つ以上の逆向きの繰り返し配列から構成されている。HSF1は熱ショックにより三量体に転換してDNA結合能を持つことがわかっているが、HSF4は三量体抑制ドメインを持たず、恒常的に三量体を形成する。最近、HSF群が感覚器の形成過程において遺伝子発現を拮抗的あるいは相補的に働くことが分かってきた。その協調的作用の分子機構を明らかにするために、HSF4のDNA結合領域を同定し、結合の特徴を明らかにした。まず、レンズ上皮細胞を用いてクロマチン免疫沈降法を行い、71個のHSF4結合領域を見いだした。これら結合領域には、ランダム配列で同定した結合配列nGnnnの繰り返し配列が存在した。このうち58個の領域は、生後2日目のレンズを用いたクロマチン免疫沈降法でHSF4の結合が見られ、またHSF群の中でHSF4のみが結合する領域があることがわかった。次に、リコンビナントHSF4とランダムな配列のオリゴヌクレオチドを用いて、HSF4のDNA結合配列を同定した。このHSF4のDNA結合配列のすべてにnGAAnのG塩基は保存されていたが、A塩基はほとんど一致しなかった。HSF4は結合配列として同定したnGnnn配列のほとんどでHSF1やHSF2よりも強い結合を示した。以上のことから、HSF4はHSF1やHSF2に比べ、典型的HSEよりも曖昧なnGnnnに強い親和性があることが示唆された。

高等动物中至少存在三个热休克转录因子（HSF）：HSF1，HSF2和HSF4。 HSF组识别热冲击蛋白基因上游的热激元素（HSE）并控制转录，其HSE序列由使用NGAAN（N是任意碱基）作为一个单元的三个或更多重复序列组成。尽管已经发现HSF1通过热休克转换为夹层具有DNA结合能力，但HSF4没有三聚体抑制域，并且形成性地形成三聚体。最近，已经发现，在感觉器官形成期间，HSF组起作用或与基因表达的互补作用。为了阐明其协调作用的分子机制，确定了HSF4的DNA结合区域，并揭示了结合特征。首先，使用晶状体上皮细胞进行染色质免疫沉淀，以找到71 HSF4结合区域。这些结合区包含通过随机序列鉴定的结合序列NGNN的重复序列。其中，有58个区域显示，在出生的第二天，使用透镜在染色质免疫沉淀中结合了HSF4的结合，发现HSF组中只有HSF4被结合的区域。然后，使用重组HSF4和随机序列寡核苷酸鉴定HSF4的DNA结合序列。 Ngaan的G基础在该HSF4的所有DNA结合序列中都保守，但是A碱基几乎不匹配。在大多数NGNNN序列中，HSF4的结合比HSF1和HSF2更强。从以上提出，HSF4对NGNNN具有更强的亲和力，NGNN比典型的HSE比HSF1和HSF2更模棱两可。

项目成果

期刊论文数量（22）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

HSF1 and constitutively active HSF1 improve vascular endothelial function (heat shock proteins improve vascular endothelial function).

DOI：
10.1016/j.atherosclerosis.2006.03.037
发表时间：
2007-02
期刊：
Atherosclerosis
影响因子：
5.3
作者：
T. Uchiyama;H. Atsuta;T. Utsugi;M. Oguri;A. Hasegawa;Tetsuya Nakamura;A. Nakai;M. Nakata;I. Maruyama;H. Tomura;F. Okajima;S. Tomono;S. Kawazu;R. Nagai;M. Kurabayashi
通讯作者：
T. Uchiyama;H. Atsuta;T. Utsugi;M. Oguri;A. Hasegawa;Tetsuya Nakamura;A. Nakai;M. Nakata;I. Maruyama;H. Tomura;F. Okajima;S. Tomono;S. Kawazu;R. Nagai;M. Kurabayashi

Coordinate regulation of heat shock and inflammatory responses by HSF1

HSF1 协调调节热休克和炎症反应

DOI：
发表时间：
2008
期刊：
影响因子：
0
作者：
T. Uchiyama;et. al.;M.Otaka et al.;F.Shinozaki et al.;T.Uchiyama et al.;N.Hayashida et al.;M.Sakamoto et al.;T.Uchiyama et al.;A. Nakai
通讯作者：
A. Nakai

熱ショック転写因子HSF1はIL-6遺伝子のクロマチンを開くことによって転写制御に関与する

热休克转录因子HSF1通过打开IL-6基因染色质参与转录调控

DOI：
发表时间：
2007
期刊：
影响因子：
0
作者：
林田直樹;等;井上幸江等
通讯作者：
井上幸江等

熱ショック転写因子群の生理機能

热休克转录因子的生理功能

DOI：
发表时间：
2007
期刊：
影响因子：
0
作者：
M. Fujimoto;et. al.;A. Nakai;中井彰
通讯作者：
中井彰

熱ショック転写因子HSF4が認識するDNA結合配列の固定

热激转录因子 HSF4 识别的 DNA 结合序列的固定

DOI：
发表时间：
2007
期刊：
影响因子：
0
作者：
T. Uchiyama;et. al.;M.Otaka et al.;F.Shinozaki et al.;T.Uchiyama et al.;N.Hayashida et al.;M.Sakamoto et al.;T.Uchiyama et al.;A. Nakai;藤本充章等;林田直樹等;藤本充章等
通讯作者：
藤本充章等