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アルキンへの分子内シラノール付加に基づく立体選択的鎖状炭素骨格構築法の開発

基于分子内硅烷醇加成炔烃的立体选择性线性碳骨架构建方法的发展

基本信息

批准号：
19655009
负责人：
澤村正也
金额：
$ 2.3万
依托单位：
Hokkaido University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2007
资助国家：
日本
起止时间：
2007 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

プロパルギルアルコールのシリル化で得られるシラノールの触媒的分子内付加反応によりアルキンをシリルエノールエーテルに変換する方法を検討し、AuCl(PPh_3)/AgOCOCF_3触媒が反応促進に効果的で、Z体が立体選択的に得られることを見出した。本研究では、さらにこれを炭素鎖伸長反応に利用する新規合成手法を確立することを目的として研究を行ったが、好適な条件を見いだすには至らなかった。本変換反応の出発原料となる光学活性プロパルギルアルコールの合成法として、光学活性銅触媒による末端アルキンのアルデヒドへの付加反応を検討した。その結果、トランスキレート型ビスホスフィン配位子TRAPとCu(O-t-Bu)から調製される錯体が効果的な触媒となることを見いだした。本反応はアルコール溶媒中で円滑に進行し、tert-BuOHなどの嵩高いアルコール中で特に高いエナンチオ選択性が得られた。さらにこの反応の反応機構を知るために、量論反応をNMRで追跡する実験を行い、ビスホスフィンがキレート配位した銅(I)アセチリドが生成すること、および、これがアルデヒドに付加する段階は出発物側に大きく偏った平衡反応であり、過剰のアルキンの存在下でのみ進行することを明らかにすることができた。さらに上記の溶媒効果の結果から、アセチリドのアルキンへの付加の段階は、アルコールが銅に配位するとともに、アルデヒドを分子内水素結合により活性化する6員環遷移状態を経て進行することが強く示唆される。

A new method for the reaction promotion of AuCl(PPh_3)/AgOCOCF_3 catalyst is proposed. This study aims to establish a new method of carbon lock extension and utilization. A synthesis method of optically active copper catalyst for the production of reaction raw materials is described. As a result, the ligand TRAP and Cu(O-t-Bu) are modulated by the catalyst of the complex. This reaction is carried out smoothly in the carrier solvent, resulting in a particularly high selectivity in the tert-BuOH solution. The reaction mechanism of this reaction is known, quantitatively analyzed, and NMR is used to trace the reaction mechanism. The reaction mechanism is characterized by the existence of a large number of molecules, such as copper (I), copper (II), and copper (III). The results of the solvent reaction described above show that the transition state of the 6-membered ring is strong, and the transition state of the 6-membered ring is strong.